旭天鵬 勝


概要

191cmの長身で懐が深く、胸を合わせての四つ身は非常に完成度が高いものを持っています。また、2009年11月現在で35歳と、力士としてはかなり高齢でありながら、2009年は2場所小結に在位し、それ以外の場所でも常に幕内上位をキープしている事からも分かるように、非常に息の長い力士でもあります。

取り口

立会いは手を出して相手の肩口などを押し、その後自分十分の四つに持ち込むという、やや変わった取り口です。四つは左四つ、右四つどちらでも取れる、いわゆるなまくら四つです。突き押しはありませんが、突き押しを得意とする小兵力士を引っ張り込んで四つに持ち込むうまさを持っています。

全盛期とその成績

全盛期は関脇に3度昇進している平成15から16年だと思われます。

平成15年1月場所 東前2 8勝7敗
3月場所 西前1 9勝6敗 敢闘賞、金星(朝青龍)
5月場所 西小結 10勝5敗 敢闘賞
7月場所 西関脇 6勝9敗
9月場所 東前2 10勝5敗 敢闘賞
11月場所 西関脇 4勝11敗
平成16年1月場所 西前3 8勝7敗
3月場所 西前2 10勝5敗
5月場所 西関脇 6勝9敗
7月場所 東前1 8勝7敗
9月場所 東小結 5勝10敗
11月場所 西前3 5勝10敗

弱点と対策

四つ身の完成度が非常に高い反面、押し相撲の技術はあまりなく、立会いの強さもないので立会い一気の出足で持っていく作戦は非常に有力です。また、背が高く脇も甘いので二本差しを狙うのも有効ですが、下手に深く差すと上手を取られたり、抱えられて振り回される可能性も高いので四つに組む場合も胸は合わせずに前褌を引いて出し投げで崩してから寄るか、足元を狙ったほうがいいかもしれません。がっぷり四つに組むのは避けたほうが無難です。

得意な相手

 豊ノ島  たとえ二本差されても肩越しに上手を引いたり、極めたりして振り回す展開に持ち込む展開が多く見受けられます。こればかりはどうしようもありませんが。
 稀勢の里 十分の形を許しても土俵際の突き落としなどがうまく決まる場合が多いようです。今後稀勢の里としてはなるべく組まずにけりをつけたいところです。
 岩木山 旭天鵬がうまく岩木山の馬力を受け止めて四つに持ち込み、技術で上回る旭天鵬が寄り切ることが多いようです。岩木山も最近(2009年現在)馬力が落ちてきたため、今後も苦戦が予想されます。

苦手な相手

朝青龍 早い動きに翻弄されることが多く、まともに組み合えることがほとんどありません。ただ、横綱になった朝青龍に初めて勝ったのはこの人です。 
魁皇 共に得意な形が左四つなので、自力で上回る魁皇十分の展開になりがちで、右を差そうとしても魁皇の左が堅くてさせないことが多いようです。

ここからも分かるように、下位には強いですが上位には実力差以上に弱いです。

2012年7月7日追記 37歳で平幕優勝!

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