相撲観戦記 平成23年 初場所


十二日

高見盛(後ろもたれ)豊桜 豊桜が右に変化するが高見盛も応戦、豊桜ののど輪にも高見盛は下がらないが、豊桜が流れの中で高見盛の右脇をくぐり後ろにつく。勝負あったかと思いきや高見盛がもがくと豊桜の足が流れ、土俵を飛び出してしまった。豊桜は非常にもったいなかった。

隠岐の海(突き落とし)北太樹 北太樹が差し勝って左四つ、上手も取って出て行くが隠岐の海は右に回り込んで体を入れ替え、右から突き落とした。

臥牙丸(押し出し)霜鳳 臥牙丸が体当たりから押し込み、霜鳳が左を覗かせてもかまわずに体で圧力をかけながら押し出した。霜鳳は右肩が相当悪いようだ。

徳瀬川(寄り切り)安美錦 徳瀬川が立会いすぐに左を差す。安美錦も下がりながら右上手を引き手前に上手投げを打つが、徳瀬川がついていって覆いかぶさるように寄り切った。安美錦は右上手を引いてからの動きが中途半端だった。

琴奨菊(寄り切り)嘉風 立会いすぐに左四つ、そのまま寄り切り。さすがに格が違うか。

鶴竜(下手投げ)琴欧洲 両者頭で当たってすぐに左四つ、鶴竜が浅く上手を引く。琴欧洲も手の長さを生かして深い右上手を引いて出て行くが鶴竜が勢い利用した左下手投げで琴欧洲を転がした。琴欧洲は上手を取った時点であせらず、じっくり起こしていくべきだったか。


九日目

隠岐の海(極め倒し)栃乃洋 栃乃洋がすぐに二本差すが、深く差す前に隠岐の海が栃乃洋の両腕を極め、そのまま極め倒した。

光龍(引き落とし)雅山 雅山が重たい突っ張りで押し込んでからの引きを何度か見せるが光龍は落ちず、逆に光龍が押し返してから引くと雅山はばったり落ちた。

臥牙丸(押し出し)若の里 臥牙丸がよく見て押し出し。若の里は何もせずに押し出された。

豊ノ島(引き落とし)栃煌山 豊ノ島が引くと栃煌山が前にばったり。今場所の栃煌山はやたらと前に落ちている。


八日目

若荒雄(引き落とし)豊響 若荒雄が立会いから猛然と突っ張る。豊響も一旦下がりながら右に回りこんで押し返すが、若荒雄がうまく叩きこんだ。

翔天狼(押し出し)栃乃洋 翔天狼が右肩から勢いよく当たると一気に押し込む。栃乃洋は下がりながら翔天狼の頭を押さえつけて左にかわそうとするが、翔天狼が土俵に落ちる前に栃乃洋の足が出た。翔天狼がいい角度で当たっていた。

土佐豊(押し出し)雅山 雅山が大きく突っ張るが土佐豊ももまわしにこだわらずに下から突き返して押し出した。雅山はここの所やや衰えが見れるような……。

安美錦(押し出し)栃ノ心 安美錦が左に動いて栃ノ心の右につき、左でおっつけながら右のど輪で押し出した。お手本のようないい相撲だった。

琴欧洲(寄り切り)稀勢の里 立会いすぐに左四つ、琴欧洲がまっすぐ出ると稀勢の里は右に回り込んでいったんは残したが、琴欧洲は上から体をかぶせるように再び寄って寄り切った

白鵬(叩き込み)玉鷲 白鵬がよく踏み込んで押し込み、玉鷲が頭を下げたところをはたきこんだ。


四日目

栃乃洋(突き落とし)豊響 豊響がのど輪で押し込むが栃乃洋は状態を反らしつつ右側に回りこんで残す。豊響は直も前に出て右で上手を引いて出てゆくが栃乃洋はやや左半身の状態から体を右に振ってからの右突き落としで逆転した。

若の里(押し倒し)土佐豊 若の里が右から張って差し勝ち左四つ。若の里が左を返しながら寄り立てると土佐豊は首投げで粘ろうとするが、最後は体がやや離れたところを若の里が押し倒した。

玉鷲(叩き込み)豪栄道 お互いに頭を下げて相手を突っ張り合い、豪栄道が出ようとしたところを玉鷲がはたきこんだ。

稀勢の里(寄り倒し)鶴竜 稀勢の里が左四つ右上手で攻め立てるが、鶴竜も右の上手を引き、回りこんで残す。再び右一枚上手で稀勢の里が寄るが鶴竜体を入れ替え、三度稀勢の里が寄ると鶴竜再び体を入れ変える。しかし稀勢の里がめげずに四度目の寄りを見せると鶴竜は左で下手投げを打ちながら左足をかけようとするが不発、最後は稀勢の里が粘る鶴竜を正面から寄り切った。

魁皇(送り出し)嘉風 嘉風がいったん左を差しかけるがすぐ抜いて離れて押し合う。押し合いの流れで嘉風が左肩から当たろうとするが、魁皇は左腕を取りとったリ気味にかわし、そのまま送り倒した。


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