相撲観戦記 平成22年 九州場所


五日目

阿覧(寄り切り)栃ノ心 阿覧が踏み込みよく左上手、栃ノ心もすぐに左上手を引き両者右四つがっぷり。一呼吸おいた後腰の低かった阿覧がつり気味に栃ノ心を寄り切った。

栃煌山(寄り切り)琴奨菊 栃煌山が右を固めてもろ差し、琴奨菊に左を差させず一気に寄り切った。この数場所で実力が入れ替わったかのような完勝だった。

豊真将(寄り倒し)把瑠都 把瑠都が右四つ左上手の十分な形をすぐに作るが、豊真将は押しこまれながらも右を巻き変えてもろ差し。

把瑠都は両上手をつかむがこれが両方とも深く、豊真将はつり気味により倒した。豊真将は先場所あたりからよく前に出るようになっている感じを受ける。


二日目

木村山(押し出し)霜鳳 木村山の押しに霜鳳も突き返し、いったんは体格で勝る霜鳳が押し込むが木村山が土俵際に追い込まれながらの一突きで一気に押し返し、そのまま押し出した。

徳瀬川(寄り切り)若の里 若の里は左を固めて立ったが徳瀬川が下から右腕を回してねじ込み、右四つ左上手、そのままあっさり寄り切った。若の里も次第に上位では通じなくなってきた。

豊真将(押し出し)栃煌山 栃煌山が右を浅くのぞかせながら前に出るが豊真将が回り込んで残すとやや上体が高くなり、それを機と見た豊真将が右おっつけから押し出した。栃ノ心はやや慎重に見すぎてしまった。

栃ノ心(掬い投げ)日馬富士 立会いすぐに日馬富士左上手、栃ノ心は右下手。栃ノ心が何度か下手一本で出ようとするが、日馬富士は上手出し投げでしのぐ。栃ノ心の何度目かの寄りをうまく回り込んで日馬富士はチャンスとばかりに出ようとしたが、栃ノ心が右から大きく掬って転がした。

稀勢の里(寄り切り)白鵬 白鵬が右をさして前に出るが稀勢の里右に回りこんで残す。白鵬は中途半端に引くが稀勢の里は落ちずに右上手でよる。白鵬も左から掬って一度は残し、内掛けから河津がけに行く足が外れてしまい、稀勢の里がそのまま押し出した。白鵬の連勝は63でストップ。


場所前

幕内

白鵬の連勝記録がどこまで伸びるかが最大の注目点でしょう。場所前には琴欧洲、栃ノ心らが白鵬包囲網を築いていたようですが、どこまで通用するのか非常に楽しみです。まあ、琴欧洲は連勝記録達成前に対戦することはないのですが…

個人的に白鵬の連勝を止められる可能性があるのは馬力のある稀勢の里か、技術で対抗できる安美錦だと思います。

十両

謹慎休場力士も幕内にもどり、おおむねいつもどおりの顔ぶれになりました。城ノ龍、佐田の富士、星風、若天狼あたりは新入幕のチャンスです。特に若天狼はもうさほど若くはないだけに、最後のチャンスと思って必死でやってほしいですね。

玉乃島、土佐ノ海、垣添あたりは先場所急速に衰えている感じを受けたので、ここが踏ん張り所です。特に垣添はやたら相撲が軽かったので気がかりです。もしかしたら来場所あたりで引退なんてこともあるかもしれません。


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