相撲観戦記 平成21年 夏場所

千秋楽


若荒雄翔天狼にやや押されたもののうまく叩き込んで9勝目、来場所の新入幕をほぼ確実にした。

豊響山本山をいなしからの押し出しで11勝目。三賞は貰えなかったが、来場所の上位進出は確実になった。

旭天鵬玉鷲相手にすぐ二本差し、玉鷲が左を巻き変えに来るところをより、最後は左掬い投げで転がし、千秋楽に勝ち越しを決め、来場所の三役復帰が濃厚になった。。

稀勢の里鶴竜に右上手を与えたものの左の差しでウォ突きつけて寄り切り、自己最高の13勝目。

魁皇琴光喜相手に勝ち越し後恒例の無気力相撲で一気に寄りきられ、両者8勝7敗で終わった。

琴欧洲日馬富士にやや押し込まれたものの左を深く差してがっぷり四つに持ち込んだが、日馬富士の捨て身の右首投げに屈した。

白鵬朝青龍に差し勝って右四つ、左を強烈におっつけて寄り切った。

優勝決定戦 日馬富士は低く当たって左を深く差して結び目あたりの廻しをがっちり引き、ひざを払いながらの下手投げで白鵬に手を突かせた。


十四日目

豊響時天空を一気の出足で圧倒して十勝目。久々の三賞も視野に入ってきた。

出島はなりふり構わない立会いの変化で玉鷲を破りようやく7勝目、今場所の引退はどうやら免れたようだ。

稀勢の里岩木山を張り差しから左四つがっぷりに組みとめて、岩木山に何もさせずに一気にがぶりそのまま寄り切り。自己最多タイの12勝目を手にした。今場所を大関取りの礎として欲しい。

豊真将安美錦に押し出され泥沼の14連敗。やはり腕が悪くて苦しいだろうが、板井以来の幕内15連敗はなんとしても回避してほしい。

栃煌山旭天鵬に十分の左上手を許して寄り切られ、7敗してから粘ったものの14日目にしてついに負け越し。一方34歳の旭天鵬はここのところ元気で、明日勝って勝ち越せば三役復帰の可能性もある。このあたりは稽古の賜物か。

白鵬琴欧洲の左変化に体が泳ぎ相手十分の左上手を許す。白鵬はすぐに向きなおって右を巻き変えようとしたものの体が前のめりになり、そこを琴欧洲に左上手投げで転がされ、ついに連勝は止まった。

朝青龍日馬富士に右四つを許したものの左上手を与えず自分は左上手をがっちり引くという十分の形になったが、強引に吊りにいったところで右外掛けを食らい横転、腰を強打した。朝青龍は無駄な黒星。


八日目

高見盛黒海相手に右上手を取ったもののこれが深く、上手投げを打つとこれが呼び込んでしまう形になり、そのまま寄り切られ2敗目。優勝争いから一歩後退した。

豊響木村山を一方的に押し続けてそのまま押し出し。木村山は粘ったが攻め手が一切なかった。

岩木山出島の左差し速攻の出足に土俵際まで攻め込まれたものの残して左四つに組み止め、最後は右上手を引いて突き落としを堪えて寄り倒した。出島は引退間近か?

好調稀勢の里山本山の出足を残して両はずから深く二本差し、山本山に両上手を許したものの最後はそれも切って押し出した。

豪風はあっさり安美錦に押し出され8連敗と元気がない。というかこれが実力なのか?

把瑠都は不振の豊真将を左四つがっぷりから一気に吊り出して3勝目。関脇維持のためにもこれ以上負けられない。

日馬富士は立ち会いやや中途半端だったがその後は落ち着いて千代大海の突っ張りに応じ、最後は左下手を引いて寄り切った。日馬富士はようやく初優勝が見えてきた。

魁皇栃煌山に押し込まれたが左を除かせて肩透かしで逆転、7勝目。今場所は勝ち越しても気を抜かずにやって欲しいが。


初日

高見盛出島をがっちり右四つに組みとめ、上手も引いて万全の形で勝利。定年を迎える師匠に恩返しが出来るだろうか。

番付を下げている雅山は大勝を狙いたいところだったが、豊響の圧力に下がり続け、最後は足がそろってあっさり前に落ちた。まだ老け込むほどの年ではないと思うので、明日以降に期待。

千代白鵬は実力者の朝赤龍を一気に寄り切り。自力をつけてきていると見るにはやや早いか。

稀勢の里は立会いすぐに豊ノ島の右上手を引くと、寄り、切り返し、上手出し投げと攻め続け、最後はやや深かった上手を離して押し出した。いつもこんなならとっくに大関なのだが。

魁皇安美錦を引き落として白星スタート。幕内通算100場所の大記録は達成できるだろうか。

白鵬栃煌山に何もさせず、場所前の公言通り万全の形で寄り切り。


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