ふたりあそび


「ポポ……」

夜中のアイスクライマーの自宅。その家の中で最も広い居間に、小さな人影が二つある。一人は手の平をぴたりと体の横につけ、直立不動で立たされている。もう一人はその前にあぐらをかいて座り、下から立たされているほうを見上げている。立たされている方――ナナは体を微妙にゆすりながら、何かに耐えている。座っているほう――ポポは、その様子を何もいわずに眺めている。

ナナの息遣いがだんだん荒くなる。少し身体を振るわせるだけで、お腹の中が波打つような感覚がナナの身体を貫く。ナナの下腹部が膨らんでいるのが防寒着越しにもあらわになっており、ポポはそれをとてもいとおしく思う。ナナは額を伝わる冷や汗を気にする余裕もなく、ひたすら耐え続ける。

「ポポ、もう、トイレ行かせて……」
「だめだよ、ナナ。あと一時間は反省してもらわないと」
「ご、ごめんなさい、もう、反省したから……」
「だーめ。ナナがおねしょ隠そうとするのが悪いんだよ」
「うぅ……」

ポポがナナの大事な部分を防寒着の上から手の平で撫で始める。ナナは必死で身体をよじるが、ポポは手を緩めない。懸命に耐えるナナの口から、甘い吐息が漏れる。おねしょを隠そうとした罰は、トイレ禁止でお説教。小さな体にはあまりに辛すぎる罰にも、ナナはけなげに耐えていた。

「う、ぁっ……あっ、だめ……」
「ナナ、もう無理しなくてもいいんだよ」
「や、ん……」

ナナはもうかれこれ小一時間は、こうしてポポの責め苦に耐えている。ナナのただでさえ小さい膀胱は、ポポに苛め抜かれてもう決壊寸前だった。お説教前に飲まされたお茶が、体の中で出して出してと叫んでいる。

「ね、ポポ、もうしないから、お願い、トイレ……」
「……しょうがないなあ、じゃあ、特別に後3分我慢できたらトイレに行ってもいいよ」
「ほ、ほんと?」
「うん、ほんとだよ。後3分我慢できたら、トイレに行ってもいいよ」
「っ……」

ナナは無言で時計の針を眺める。いつもはすぐたってしまうはずの3分が、今日は異様に遅い。時計の針がまるで止まっているかのように感じる。ナナはとっくに限界を超えた体に鞭を打ち、永遠とも思えるときをすごす。少しでも気を抜いてしまったらあふれ出てしまいそうな尿意を必死にこらえ、ナナは3分をやりすごした。

「あ、ポポ、ねえ、もう三分立ったよ、トイレ……」
「うん、そうだね、ナナ、もう行っていいよ」

ナナは身体に少しの刺激も与えないように、よちよち歩きでトイレに向かう。最後の力を振り絞ってトイレの扉に手をかけたそのとき、ポポがその手をつかんだ。

「え、ポポ、なに……」
「入っちゃダメ」
「え、でも、さっきトイレに行っていいって」
「行って良いと入ったけど、用を足して良いと入ってないよ。3分立ったから……あと57分我慢してね」
「そ、そんな……」

緊張の糸が切れたのか、ナナはぺたりと座りこむ。それと同時に身体のほうにも限界が来た。ナナの防寒着から、黄金の水が溢れ出す。

「あ、ああ……」
「あーあ、出ちゃったね」

ナナは手で水の勢いを止めようとするが、一度出始めたものはそう簡単には止まらない。一分後、ナナの防寒着は股間部分を中心にぐっしょりと濡れ、床には大きな水溜りができていた。やがて水の勢いもしょろしょろと弱まり、ナナの恥ずかしい時間は終わった。

「ナナ、一杯でたね」
「う、うん……」
「着替えようね、ほら、ズボン脱いで」
「あ、ダメだよさわっちゃ、汚いよ」
「いいから、早く脱いで」

ポポはナナの制止も気ににせずにナナのズボンと下着を脱がす。濡れた下着の気持ち悪さから開放されたナナの太ももが震える。

「あ……ごめんね、ポポ」
「いいんだよ、ナナ。ほら、床は掃除しておくから、ナナはお風呂行っておいで」
「ありがと、ポポ」

ナナは下半身だけすっぽんぽんになると、恥ずかしげにお風呂場へと向かう。ポポはそれを見送ると、ナナの粗相の後始末に取り掛かる。防寒着はしっとりと重く、下着は大事な部分を包む箇所が黄色く濡れている。

ポポは知っている。ナナがおねしょを隠したのは、ポポにお仕置きしてもらいたくて、わざとやっているという事を。
ナナは知っている。ポポが自分のトイレを我慢する姿に、ひどく興奮している事を。二人はお仕置きという名のプレイを、どちらかともなく今日もやり終えると、ポポは先ほどのナナの姿を思い出し、ナナは先ほどの自分の姿を思い出しながら、一人いけない妄想にふけりだす――

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