おやすみの前に


ある静かな夜のこと。アイスクライマーの二人はいつものとおり、寝る準備をしていた。ポポが布団を敷き、ナナがそこにカバーをかける。もう何年も二人で続けてきた共同作業だ。布団を敷き終わるとポポはさっさと布団に入る。しかし、ナナは隣に敷かれた布団にも入らず、立ったままそわそわと落ち着きなく体を動かしていた。
「ナナ、寝ないの?」
ナナはしばらくの間そわそわとしながら口をつぐんでいたが、一度目をぎゅうっとつぶると小さな声で言った。
「ね、ポポ、久しぶりに一緒に寝よ……?」
「え?」
「だから、一緒に寝ようって……」
おずおずと切り出したナナの言葉を、ポポは頭の中で反芻する。やがてその言葉の意味を理解したポポは、いたずらっぽく答えた。
「今日はおねしょしない、っていうんならいいよ、一緒に寝たげる」
「う……そ、それは……」
「ごめんごめん、嘘だよ。さ、こっちおいで」
ポポは笑って掛け布団を持ち上げ、ナナを手招きする。ナナはこくりとうなづいて、ポポが開けてくれたスペースにもぐりこむ。二人は体をぴったりと密着させる。ナナの使ったシャンプーの心地よい香りがポポの鼻孔をくすぐる。ポポはいい香りだね、といいながらナナの体を抱き寄せる。
「こうやって寝るのも、久しぶりだね」
「そうだね」
しばらくの間、二人は電気も消さず、何も言わずに黙って身を寄せ合う。お互いの鼓動が、吐息が、二人の心臓を早め合う。
「ねー、ナナ」
「なに?」
ナナがポポを上目遣いに覗き込む。ナナの長い睫がゆれる。ポポは大好きな人と枕を並べて寝ることができる幸せをかみ締めて、ナナに尋ねる。
「もっと、体触っていい?」
「えっ……」
一瞬困惑したナナだったが、ポポのねだるような「ダメ、かな?」という声にほだされ、ナナは「……いいよ」と受け入れる。ポポは自分が望むことを何でも受け入れてくれる相棒に一度感謝の口付けをすると、ナナの太ももへと手を滑らせた。
「ん……」
ナナの体が一度ピクリと跳ね上がる。防寒着越しなのでナナの肌の美しさや柔らかさを直接愉しむことはできないが、それでもポポは満足げにナナの体を撫で回す。太ももを一通り愛し終わったら次はお尻へ。ポポが手をぎゅっと押し込むと、張りのあるお尻がそれを押し返す。ポポはその感触を、心行くまで愉しんだ。お尻を弄んだら次は胸。成長期を迎えてもあまり変化を見せなかったナナの体だったが、それでも昔よりはいくらか大人らしいプロポーションになっている。控えめに膨らんだナナの胸を軽く撫ぜながら、ポポは相棒が少しずつ成長しているんだな、と感じた。ナナは快楽に脳を満たされながら、自らの体をいとおしげに扱う相棒を見つめる。ポポは胸が終わったらさらにお腹、腰、足へと手を滑らす。やがて一通りナナの体を愉しんだポポは、ナナのズボンの中に手を入れると、局部へと手を移した。
「ん、あ、っ……」
ナナの口から甘い吐息が漏れる。ナナの高揚した顔と潤んだ目に加虐心をくすぐられたポポは、ナナの耳元で「あんまり大きな声出すと、隣の家の人に聞かれちゃうかもよ?」とささやく。ナナはすぐさま両手で口を塞ぎ、声を押さえようと懸命に身をちぢこませる。ポポはその様を見て、いったん手を止めるとくすくすと笑う。
「ナナ、気持ちいい?」
「あ、ん、ん……」
「気持ちいいの?ちゃんと答えてごらん」
「あ、気、気持ちいい……」
「ナナ、今、何をされてるのかな?」
「え、あ、えと……」
「今何をされているのか、いってごらん」
「え、ん、その、下着の中に手を、入れられて、その、お股、触られて……」
「うん、よく言えたね。じゃ、この辺で終わりにしようか?」
ポポの言葉にナナは激しく首を横に振る。どうやら羞恥心に快楽への欲望が勝ったようだ。
「だ、だめ、もっと触って……」
「ふふ、しょうがないなあ、じゃ、最後までやってあげるよ」
ポポは指先でナナの局部を刺激する。ナナの鼓動が高まり、頬が真赤に染まる。ポポはその様をひそかに興奮しながら見守り、指先でナナの女の部分を責める。やがてナナの全身から力が抜け、ナナはぐったりと横たわる。ポポはちょっとやりすぎたかな、と思いようやく手を止める。
「どう、気持ちよかった?」
「あ、うん、き、気持ちよかった……」
うつろな表情でささやくように答えるナナ。ポポはその表情に更なる興奮を覚えたが、ここはぐっと自制する。自分が余裕を失ってない大人の男であることを、ナナにアピールしたいのだ。
「ナナも、触りたければ触っていいよ?」
「あ、うん、でも、触られているほうが気持ちいいから……」
「えー、そんなのずるいよ、ナナばっかり気持ちよくなるなんてー」
「あ、そっか、ごめん、じゃあ、私もちょっとだけ……」
遠慮がちにそろそろとポポの体に手を伸ばすナナ。それにじれたのか、ポポはナナの手をつかむとナナの指先を半ば強引に自分の太ももに触れさせる。
「あ……」
「ほら、遠慮しないでもっとしっかり触っていいんだよ?」
「あ、うん……」
ナナはぎこちなく、先ほどポポにやられたことと同じ事をする。まずはじっくりと太ももを撫でる。ナナのやわらかくて弾力があるそれと違い、ポポの体は幼顔に似合わずがっちりしている。小さくもたくましいポポの体に、ナナは懸命に尽くした。ポポの額がうっすらと汗ばむ。ナナは次いでポポの胸に手を滑らすと、ゆっくりと撫で回す。ポポは気持ちよさそうに時々あえぎ声を漏らす。
「ど、どう、気持ちいい?」
「あ、ん、いいよ……」
ナナは視線を下に落とす。ポポのズボンの前から、ふぐふぐと大きくなったナニがぱんぱんに怒張してその存在を主張している。ナナは一瞬ためらった後、ポポの男の部分に手を伸ばす。
「どう、ポポ、気持ちいい?」
「あ、ん、ん……」
満足そうな顔を浮かべて数回小さくうなづいたポポに、ナナは献身的に尽くす。数分ほどポポのものはナナの小さな手にもてあそばれ続け、やがて頂点に達するとぐったりと全身から力を抜いた。
「あ、ふう、ナナっ……」
「あ、あの、気持ちよかった?」
「うん……ちょっとごめんね、体拭いてくる……」
「あ、うん……」
ポポはゆっくりと起き上がり、ティッシュで事後処理をする。数分かけて念入りに体を拭き終わると、ポポは再びナナの元に帰ってきた。
「おまたせ、ナナ」
「あ、おかえり、ポポ」
「ナナ……その、ありがと、すごく良かったよ」
「あ、うん、私も、すごく気持ちよかった……」
「そろそろ寝よっか」
「うん……おやすみなさい」
「おやすみ」
短くも熱い二人の夜は終わった。一戦交えた疲れからか、二人はすぐに夢の世界へとおちて言った。

「ナナ、おはよ、朝だよ」
「おはよ〜」
翌日、ほぼ同時に目覚めた二人が同時に違和感を感じてかけ布団を上げると、ナナの寝ていたあたりを中心に大きな世界地図ができていた。ナナの背中からお尻の辺りがびっしょりと濡れている様を見て、ポポは大げさにため息をつく。
「ナナ〜……まったくもう……」
「ご、ごめんなさい〜……」
「ま、いいや、昨日の夜は楽しませてもらったし、今日はお仕置きなしでいいや」
「え、なし……?」
「うん」
「あ、そ、そっか……」
「なんだよ、もっと喜びなよ……あ、もしかしてお仕置きしてほしいとか?」
「え、いや、あの……」
「へー、そっか、まさかナナがお尻叩かれて喜ぶようなドMだったとはね〜」
「や、ちが、あの……」
ナナが涙目で、しかし否定できずにいるところを見てポポはくすくすと笑う。
「ごめんごめん、ちょっと責めすぎちゃった」
「う〜……」
「さ、早く布団干そう、あんまり濡れたカッコでいると風邪引いちゃうよ」
そういうとポポはナナの濡れたお尻を防寒着越しに1つパアンと叩く。ナナはそれに促され、布団からシーツをはがして洗濯籠に放り込む。
「あ、うん、ね、ポポ……」
「ん?」
「また、昨日みたいなことするときは……もっと、厳しくしてね」
「んー、いいよ、任せなさい」
ポポは順調にナナの心にMっ気が芽生えてきたのを満足げに見つめると、汚れた布団を干しにベランダへと出るのだった。

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