入れ替わり


なぜだ、なぜ僕は今ピーチさんにちんちんを握られているのだ。
「ちょ、ちょっとピーチさん、ダメだよ、僕にはナナが……」
「いいじゃない、たまには」
ピーチさんの手の動きに、僕の下半身は極めて正直に反応する。ダメだっ、僕をイカせていいのは、ナナだけなのにっ……
さっきまで半分しか顔を見せていなかった亀頭は今や顔を完全に出していて、
僕の体がだんだんと快感に包まれていく。あ、だめ、そんなに触られたら、射精しちゃ……ああっ!




「……はっ」
ふと気が付くと辺りは薄暗い。そして僕は布団に入っている。そっか、夢か、さっきのは夢か。まあそうだよな、夢だよな〜。
……あ、ヤバい、このパンツの変な感触……やっぱり、夢精してる……あ〜あ、あんな夢見るなんて欲求不満なのかなぁ〜……。
ナナは……隣を見たけど、いなかった。布団もなかった。おねしょして布団を干してるのかな。まあ、その方がこっちには都合がいい。
僕はその場で服を脱いで、洗面所に向かった。

洗面所にはやっぱりナナと、ゼルダさんがいた。ナナはゼルダさんと一緒におねしょ布団を干していた。
「ごめんなさい、ゼルダさん……」
「いいのよ〜、あら、ポポ君、おはよう」
「あ、うん、おはよ……」
「どしたの、そんな恰好で」
ゼルダさんな僕の素っ裸を見て戸惑っている。まあ、そりゃ引くよな。
「ん、まあ、ちょっと服汚れちゃって……ナナ、おはよう」
「あ、うん、おはよう」
僕はゼルダさんがいることも忘れて、いつもの調子でキスをした。そしてナナの頬から唇を話すと、なぜかそこには僕がいた。
「……は?」
「……え?」
僕が僕の目の前でしゃべっている。僕の目の前にいる僕はこんなことを言っている。
「あ、あれ、ポポ、私が……」
まるでナナみたいなしゃべり方だな。ってことは、僕はナナだったのか?ん?どういうことだ?
「もー、二人ともどうしたの、朝からふざけちゃって……ねえ、ナナちゃん?」
そういって僕の方を見る。なんだ、やっぱり僕はナナだったの……ん?こ、これってまさか……
「あ、あのさゼルダさん、もしかして、僕、ナナになってる?」
「……え?もう、からかわないでよ、なってるも何も、貴方はどっからどう見てもナナちゃんでしょう」
慌てて洗面台の鏡を見る。なるほど、ナナが写っている。中身が僕で、見た目はナナ。ってことは、つまり……入れ替わった?僕は慌てて声を荒げた。
「な、ナナ、まずいよ!」
「ぽ、ポポ、どうしよう……」
僕の顔をした人……ナナも、困惑している。そしてそれ以上に、ゼルダさんが困惑している。
「ちょっとちょっと、本当にどうしたの二人とも?」
「ぜ、ゼルダさん、冷静に聞いて。僕たち、中身が入れ替わっちゃった……」





さて、困ったことになったぞ、と。なんとかゼルダさんには僕たちが入れ替わったことは信じてもらえたけど、
それよりも今はどうすれば元に戻れるのかが問題だ。とりあえずドクターマリオさんに相談したところ、明日の夜、日付が変わる瞬間にもう一度キスをすれば、確実に戻ることはできると告げられた。
逆にいうと、明日の夜まではどうあがいてもこのままなので、それまでは何とか周りの目をごまかしきるしかないとのことだ。うーん、参ったな、こんなやっすいラブコメみたいな事態に見飽きこまれるとは。
「ポポ、どうしようか……」
ナナが、というか僕が、不安そうな目でこっちを見ている。うーん、いくら中身がナナだとわかっていても、見た目と声が僕だとちょっとなあ。
「……うーん、そうだねえ……まあ、とりあえず、部屋でおとなしくしてようよ、別に予定もないしさ」
「……そうだね、ポポ」
「……、あ、ごめん、トイレ行ってくる」
「あ、うん」
僕は一瞬いつものように男子トイレに入ろうとして、自分の防寒着がピンクなことにはっと気が付く。そうだ、今僕はナナなんだ。
僕は慌てて女子トイレに向かう。なんだか悪いことをしているような気にもなるけど、緊急事態なのだから許してもらおう。
トイレの扉を開けて、便器にまたがって、おしっこをしようとして……出ない。おかしい、出ない。
さっきから尿意みたいなものは感じているんだけれど、なんていうか、うまく力を抜くことが出来ない。
女の人は、おしっこするときもこんなに苦労してるのか……あ、やっとでた。なるほど、おなかに力を入れるのを辞めればいいのか。一つ勉強になったぞ。
僕は女の体というものを一つ学んだことに満足しながら、トイレを出た。


そんなこんなであっという間に夜。ここでちょっと困った事態が起きた。
お風呂だ。ナナの体で「中身は男だからー」と言って男湯に入るわけにもいかない。
仕方がないので、ナナのふりをしてしれっと女湯に入る。こんなことがほかの人にばれたらボコ殴りだ。
タイミングよくというべきか、ゼルダさんも、ピーチさんも、サムスさんもいた。うーん、言い眺め。
でも、あんまりきょろきょろしていると不自然に思われるから、あまりじろじろとは見ないようにして、目の端で見るようにする。
「……ポポくん、始めてはいる女湯はどうかしら?」
唯一事情を知っているゼルダさんが、僕に近づいてきて、耳元でからかってくる。
「しっ、ゼルダさん、言わないでよ、周りに聞かれたらばれちゃうでしょ?」
「いーじゃない、大丈夫よ、たぶん」
ゼルダさんは大きなお風呂の隅っこで固まっている僕に後ろから抱き着くと、そのまま僕を膝の上に載せてしまった。
「ちょ、ちょっとゼルダさん……」
「いいじゃない、仲良くしましょうよ。ナナちゃんと私は、いつもこうしてお風呂に入っているのよ」
「え、そ、そうなの?」
「そうよ。今日だけ離れてたら、逆に不自然でしょ。だから、このままでいましょ」
「う、うん……」
ゼルダさんが背中から自分の胸を押し付けてくる。この人、完全にわかっててやってる。くそぅ、でも気持ちいい、ナナのと違ってそれなりに大きい、立っちゃう……あ、いまは立つものがないや。
「あらあら、貴方たち相変わらず仲がいいわね〜」
ピーチさんが近づいてきた。サムスさんは少し離れた場所にいる。まさかばれることはないだろうけど、少し緊張するな……
「ええ、私たち仲良しだもの。ナナちゃん、熱くない?」
「うん、大丈夫。ゼルダさんこそ熱くない、大丈夫?」
「ええ、平気よ」
「ピーチさんも大丈夫?あんまり長湯するとのぼせちゃうよ」
「え……ええ、大丈夫よ」
ゼルダさんが僕の耳元でボソッと囁く。
「だめよ、今はナナちゃんみたいに敬語でしゃべらないと」
あ、やべ、そうだ、ナナは基本僕以外には敬語なんだっけ、まずいまずい。よく見るとピーチさんも少し不審そうな顔をしてるし……
「え、あ、エーと、ピーチさん、ダメですよ、そのー……あ、ぼ、ぼく、じゃなっくて、私、もうお風呂出ますね!」
僕は慌ててお風呂が出る。これ以上話してると、間違いなくぼろが出ると思ったからだ。
慌てていた僕は床のタイルに足を滑らせて、すってんころりと転んで、お尻をしたたかに打ち付ける。
「あ、あら、大丈夫?」
「あ、うん、大丈夫です!じゃあね!」
僕は痛むお尻をさすって、大慌てで着替えて、髪を乾かして自分達の部屋に戻る。
部屋ではなぜか僕の顔をしたナナが布団に寝かされていて、ルイージさんが心配そうな様子でそれを見ていた。僕に気が付いたルイージさんが、手招きしてくる。
「ナナちゃん、ちょうどよかった、ポポ君がお風呂場で倒れちゃったんだよ」
「え、な、じゃなくてポポ、大丈夫!?」
僕はとっさにナナに駆け寄る。僕がナナじゃないってばれちゃいけないし、でもナナのことは心配だしで、もう頭がこんがらがってしまいそうだ。
「ポポ君、何の前触れもなく倒れっちゃったんだけど、何か心当たりはない?」
「え、あ、えーと……そういえば、今日は体調があまりよくないって言ってたような……」
とりあえずとっさに嘘をでっち上げる。ルイージさんは気が付く様子がない。
しばらく黙っていたルイージさんは、僕の頭に手を乗せた。そうだ、ナナはルイージさんと仲が良かったんだっけ。
「とりあえず、快方してあげてくれるかい?」
「え……あ、は、はい……」
ルイージさんはじゃあねと言って部屋を出ていく。それが見えなくなったのを確認してから、僕はナナに話しかける。
「大丈夫?」
「あ、うん、初めての男湯で、緊張しちゃって、気持ち悪くなっちゃった……」
「そっか……お医者さんよぼうか?」
「ううん、そこまでひどくないから平気……」
「そう……じゃ、今日はもう寝ようか」
「あ、うん……」
僕はナナの横に布団を並べて電気を消す。知らず知らずのうちにつかれていたのか、あっという間に眠りに落ちてしまった。




翌日。僕はお尻のあたりの違和感で目が覚めた。なんとなくズボンのあたりがしっとりとしていて、重たい。
布団を挙げると、僕のズボンが股間周りを中心にびしょびしょに濡れていた。ああ、やってしまった。
おねしょをするのは10年ぶりぐらいなので、僕は焦る。あ、でも、今はナナの体だから、おねしょをしたのはナナのせいってことにはならないかな……
そんなことを考えていると、ナナも目を覚ましてしまった。ナナは僕のおねしょに気が付くと、とても申し訳なさそうな顔をした。
「ごめんね、ポポ、私の体、おねしょしやすくて……」
「あ、ううん、全然、大丈夫だよ!それより、一緒に布団干すの、手伝ってよ!」
僕の胸が高鳴る。おねしょをしたのは僕なのに、ナナはこんなにも僕のことを気遣ってくれる。
さっき一瞬でもナナのせいにならないかって考えた自分が、情けなかった。
「ごめんね、ナナ」
「え、何が?」
「……ごめん、何でもない、さ、行こう」
「あ、うん」
僕はまだだれも起きていない寮の庭に、おねしょ布団を干す。おねしょするのも結構気持ちいいもんだな。
まあ、おしっこ我慢してからするのは気持ちいいしね。僕はおねしょで濡れたズボンと下着を脱いで、洗濯機に放り込む。
洗い終わるまでの間、シャワーでも浴びることにしよう。




あー、朝のシャワーはやっぱり気持ちいい。中途半端に暑かったせいでかいた寝汗も、おねしょと一緒に洗い流す。
一通り洗い終わってお風呂場に持ち込んだ小さいタオルで体を拭いていた時、僕の胸に電流が走った。
「!?!」
え、な、なんだろう今のは、ものすごいピリッとした感じがした……き、気のせいかな……
「!!!」
い、いや、気のせいじゃない。何かがおかしい……ま、まさか……僕は体を拭いていたタオルを、そっと太ももにあてた。
「!!!!!」
や、やっぱりそうだ、これは……性的興奮だ、間違いない……だって、さっきから体が熱いもの。
僕はもう一度太ももに、今度は直接触れてみる。
「!!!!!!!」
な、なんだこれは、気持ちいい……ナナは太ももが感じやすいと前々からうすうす気が付いていたけど、こんなに気持ちいいなんて……
僕は試しにと、かわいい割れ目を触る。頭の中ではやめるべきだとわかっていたけど、手が止まらなかった。
「っ……!」
あ、き、気持ちいい……ちょ、ちょっと、胸を触ってみようかな……
む、胸も気持ちいい……つ、ついでだから、おなかのあたりも……
あ、だ、だめ、気持ちよすぎる……!もっと、もっと……あ、僕の陰核、硬くなってる……
な、なんか体が熱い、熱い、だめ、なんか出てくる……い、いっちゃう……!
あ、あ、あぁぁぁーーーっ!
「うっ……!」
あ、ああ、いっちゃった……ごめん、ナナ、君の体でこんなこと……で、でもすごく気持ちいい……
女の子がいくときって、こんなに気持ちいいんだ……すこし、うらやましい……
……あ、こんなことしてる場合じゃないや、早くお風呂から出ないと……
僕はフラフラになりながら、良く回らない頭で考える。
とりあえず、ナナにばれないように、体を洗わないと……僕はもう一度シャワーを浴びてから、お風呂を出た。






僕はお風呂を出てからも、一日中ふわふわとした気持ちで過ごした。
何せさっきの自慰があまりにも気持ちよすぎて、まともにものが考えられなかったのだ。
ナナもずっと心配そうにしていたけれど、まさか本当のことを言うわけにもいかず、
ちょっと調子が悪いだけだと言ってごまかす。そんなこんなで午後11時30分。あと30分で元に戻れる。
布団の上で僕が寛いでいると、所在無げな顔をしていたナナが僕に話しかけてきた。
「ねえポポ、ちょっと……」
「ん、何?」
「あ、あのね、ちょっと、相談があるの……」
「なんだい?」
僕は体を起こして、ナナに向き直る。自分と同じ顔をした人間に相談されるっていうのも、なんかなあ……。
「えっと、ポポ、その……私、なんか、すごくむらむらするの……」
「えっ……」
僕が何か言いかける前に、ナナが僕を押し倒した。
僕は突然のことにびっくりしてしまって、そのまま固まってしまった。
「え、あ、ナナ?」
「ポポ、エッチして……お願い、なんか、我慢できない……」
「え、ええ!!無理だよ、なんで自分の顔した人とエッチしなきゃならないのさ!」
「おねがい……」
ナナが、というか僕が、上目づかいで僕を見てくる。うーん、これがナナならものすっごい興奮するんだけど、自分にこんな顔されてもなあ。
でも、中身はナナなわけだし……でも、やっぱり自分の顔をした人とセックスっていうのは……
僕は考えに考えた末に、ナナに体を許すことにした。たとえ見た目がまんま僕でも、中身はナナだ。
そんなナナが僕にエッチを懇願しているのだから、受けてあげたい。僕はそう思った。
ナナは僕に何度もお礼を言ってから、僕の服を脱がし始めた。ナナは不器用な手つきで、
僕の体を愛撫してくる。自分の顔の人がする愛撫なんて……と思っていたけど、不覚にもすぐに濡れてしまった。
頭の中は冷静だったけど、ナナの体はどうも感じやすいらしい。これがいわゆる「体は正直」ってやつなのだろうか。
ナナも服を脱ぎ始める。いきり立ったナナの、というか僕がいつも使っている男性器があらわになる。
こうしてみると、我ながら小さいなあ。もうちょっと大きかったら、ナナをもっと気持ちよくさせてあげられるのに……
「ぽ、ポポ……い、入れていい?」
「あ、うん……入れられるのって、痛くないの?」
「えっと、最初はちょっと痛いけど、ポポは今もう、結構濡れてるから、そんなには痛くないと思う……」
ナナの言葉に安心して、僕は足を開く。ナナがそろそろと僕にものを入れると、下腹部にずしんとした痛みが走った。
「うっ……」
「あ、ご、ごめん、痛い?」
「だ、大丈夫、ちょっとびっくりしただけだから……」
「そう……」
ナナは不器用に前後に腰を振って始める。出来るだけゆっくり振ってくれるおかげで、僕はあまり痛みを感じない。やっぱりなナナは優しいな。
あ、あんまり奥まで差し込まれるとちょっと痛いかも……。あ、で、でも気持ちいい……
ナナが腰を動かすたびに、僕の体にピリッとした痛みとも快感ともつかない何かが走る。
その何かはだんだん大きくなって、僕の割れ目からはとろりとした液体があふれ始めて、
頭の芯がだんだんぼーっとしてきて……あ、も、もうだめ、もう……
「あ、ご、ごめん、ポポ、もうダメ」
「ぼ、ぼくも……!」
ナナの体がびくんと揺れる。それと同時に僕も絶頂に達して、割れ目からぷしゃあっと恥ずかしい液体を噴射させる。
永遠に続くかと思われたそれはやがて弱まって、後にはびしょびしょになったナナと僕が残された。
「あ、ご、ごめん、ナナ、体汚れちゃった……」
「ううん、大丈夫だよ、ポポ……」
ナナはうつろな目で天井を見上げて、それからはっとしたように言う。
「あ、ポポ、もう11時59分だよ!あと1分しかないよ!」
「え、本当!、じゃ、早く……」
僕が言うが早いか、ナナは僕に唇を重ねる。僕は目を閉じてその時を待つ。
間もなくボーンボーンという音が部屋に鳴り響いて、ゆっくりを目を開く。
そこには、ナナがいた。僕は自分の来ている防寒着を確認する。よかった、元に戻れたんだ。
僕は疲れて、その場で寝てしまった。意識を失う直前、ナナが布団をかけてくれるたのがとてもうれしかった。

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