有意義な休日の過ごし方 その2



時は流れて団体旅行当日。一番乗りを目指していたマリオは余裕を持って30分前にきたのだが、皆よほど今日のお出かけが楽しみだったのか、ほとんど全員が既にバスに乗り込んでいた。
マリオ「あれ…俺が一番乗りだと思ってたのに…ま、いいか」
キノピオ「あ、おはようございまーす」
マリオ「おはよう!みんな早いな……一番を狙ってたのに…そういや一番は誰だったの?」
ナナ「あ、はい、私です…」
マリオ「へー、そうか、楽しみだったんだな」
ナナ「ええ……まだ出発しないんですか?早くしないと入れなくなっちゃうかも…」
マリオ「いや、だってまだ出発時間まで30分もあるよ…そんなに焦らなくても大丈夫だよ」
ナナ「ごめんなさい…楽しみだからつい…」
マリオ「はははは、まあいいさ、座って待ってなさい」
ナナ「はい」
ポポ「まだかなまだかなー♪」


出発20分前。眠たそうな顔をしたリュカが乗り込んできた。
リュカ「おはよー」
ネス「お、おはよう!こっちこっち!一緒に座ろう」
リュカ「あ、うん…」
ポポ「楽しみだねー」
ナナ「どんなところかな?」
ネス「早く出発しないかなー」


出発10分前。普段着のリンクが乗り込んできた。
リンク「おはようございま〜す」
ファルコン「よう、おはよう!良かったらお前もこっち来て大貧民やろうぜ」
リンク「いいね、やりましょう、姫もどうです?」
ゼルダ「え?あの、私ルールよく知らないから…」
サムス「簡単よ、私が教えてあげるわ」
ゼルダ「そう?それじゃあ…」


出発1分前。運転手が車のキーをまわし、エンジンをかけた。そろそろ出発の時間だ。
運転手「そろそろ出発のお時間ですが…」
ルイージ「あ、はい…これで全員揃ったかな?」
マリオ「そうだな、えー…あれ?カービィがいないぞ」
ルイージ「え?」
ポポ「寝坊じゃないの?」
ドンキー「なんだよ…」
キノピオ「早くしないと出発しちゃいますよ?」
と、ここでようやくカービィが大きなリュックを背負ってこちらにやってきた。リュックの荷物に完全に振り回されている。
カービィ「おはよう〜、おもいよ〜」
マリオ「あんなになに持ってきたんだろう?」
カービィ「おまたせ〜、まった?」
ドンキー「おそいぞ!」
カービィ「ごめんなさ〜い、おやつがかばんにはいりきらなくて…」
ドンキー「おやつ!?そんなに持ってこうとするからだよ…」
カービィ「ごめん、ばななあげるから〜」
ドンキー「うほ♪許す♪許す♪」
ディディー「アニキー…」
マリオ「よし…とにかくこれで全員揃ったな…じゃあ運転手さん、バスを出してください」
運転手「はい、かしこまりました…発車しま〜す」
運転手はマリオの支持を受けると前後左右を確認してバスを出した。

ブーン…(快適に流れている)

左前列席
カービィ「わ〜い!ゆうえんちゆうえんち〜!まだかなまだかな〜」
メタナイト「まだ発車したばかりだろうに…気のはやい奴だ」
カービィ「めたないとー、すごいよ、まわりのけしきがうごいてるよ!」
メタナイト「私達が動いてるんだよっ!」

……(渋滞中)

右前列席
マリオ「結構混んでますね…」
ピーチ「そうね…ま、観光シーズンだししょうがないわよ」
キノピオ「あの〜…よかったらお菓子どうです?」
ピーチ「あら、ありがとう…いただくわ…はい、あなたもどうぞ」
ルイージ「あ、ありがとうございます」

ブーン…(やや渋滞気味)

右中央列席
ポポ「へえ〜、ネス君は遊園地ってところに行ったことがあるの?」
ネス「うん…」
ポポ「いいなあ…うらやましいなあ」
ネス「そんな大した事じゃ…リュカだって行ったことあるでしょ?」
リュカ「えっ?あ、うん、まあ…二人は行ったことないの?」
ナナ「うん…」
ネス「いいじゃん、はじめてのほうがより楽しめると思うよ」
ポポ「そうかな…とにかく楽しみだね!」
ナナ「うん!」

ブーン…(依然としてやや渋滞気味)

左中央列席
リンク「ラスト…9二枚!これで上がりです」
サムス「あらあ…また一騎打ちになっちゃったわね」
ファルコン「そうみたいだな…10…」
サムス「じゃあ…勝負で2!」
ファルコン「げっ…パス…」
サムス「よっし!6三枚で上がり!」
ファルコン「うわあ…また俺が大貧民かよ…これで五回目だぜ…」
リンク(平民)「まあまあ、気を落とさないで…落ち込むとますますツキが逃げますよ」
ファルコン(大貧民)「そうだな…じゃあカード配るぞ」
サムス(貧民)「はい、一枚」
ゲームウォッチ(富豪)「うん…こっちからも一枚」
ファルコン(大貧民)「俺からはゼルダさんに二枚…」
ゼルダ(大富豪)「ありがと…私からも二枚」
ファルコン(大貧民)「ったく…ほんとの金持ちがゲームでも大富豪だなんて…やってられないぜ…」
ゼルダ(大富豪)「どうしました?はら、あなたの番ですよ」
ファルコン(大貧民)「あっ、悪い悪い………げ…2三枚?パスだ…」

ブーン…(だいぶ流れるようになってきた)

後部座席
ワリオ「さっきからなにやってんだ?」
ドンキー「ああ、退屈なんで暇潰しにワリオランド3をな…そういうお前は?」
ワリオ「ゲームボーイのドンキーコングランドを……なあディディー、スコークスライドのDKコインはどこにあるんだ?いくら探してもみつかんねえんだ」
ディディー「えっと、中間まで行った?」
ワリオ「ああ」
ディディー「そしたら…ここでこの茨に!こう!」
ワリオ「うわあ…こんなすり抜けあるんだ…ずりーよ、こんなの普通気づかねえよ…」

ブーン…(快適に流れている)

右前列席
ルイージ「だいぶ車が流れるようになってきたな……運転手さん、あとどのくらいで着きます?」
運転手「そうですねえ…まあ、スムーズに流れれば後30分くらいですね」
ルイージ「そうですか……ん?」
と、運転手と話をしていたルイージの腕をナナが遠慮がちに引っ張ってきた。彼女の腕のなかでポポがぐったりとしている。
マリオ「どうした?」
ルイージ「ポポ君大丈夫?バスに酔っちゃったのかな?」
ナナ「そうみたいなんです……それで、窓際の席のほうがいいみたいだから…席を変わってあげてくれません?」
マリオ「そうか…そういうことならルイージ、代わってやれよ」
ルイージ「わかった、ほら」
ルイージは席を立ってポポを自分の座っていた席に座らせると、ナナと一緒に後ろの席に向かった。
ポポ「ありがとう、ごめんね、わざわざ……」
ルイージ「いいからいいから…じゃあ僕は後ろにいるからね」
ポポ「うん…」

ブーン…(快適に流れている)

左前列席
サムス「2…」
ファルコン「パス」
ゼルダ「パス」
ゲームウォッチ「パス」
リンク「パス」
サムス「…10四枚!」
ファルコン「おおっ!革命!やったぜ!」
ゲームウォッチ「うわあ…」
ファルコン「さあ、どうする?早くしないとあがっちまうぞ?
リンク「しかたないな…8四枚!もう一度革命です!」
ファルコン「ぐげっ!」
ゼルダ「さっすがリンク!素敵よ♪」
リンク「いやあ……」

ブーン…(快適に流れている)

最後部座席
ガノン「zzzzz…」
クッパ「zzzzz…」
ガノン「zzzzz…」

ブーン…(快適に流れている)

マリオ「お〜い、カラオケがあるらしいぞ!歌いたい奴いるか?」
カービィ「はいはいはい!」
マリオ「却下!他に誰か!」
カービィ「なんでー!?」
ワリオ「よし、じゃあ俺様が歌うぜ!聞いてくれ、ひと…」
キキーッ!
運転手「到着いたしました〜」
マリオ「よーし、みんな荷物もっておりろー!」
一同「はーい!」
ワリオ「あ、待て、俺の歌を聞け!」
ドンキー「ディディー、下りるぞ!ワリオどいて!」
ディディー「うきー!」
ワリオ「いてて、踏むなよ!」

一同は荷物を持ってバスから降りると、マリオから入場切符を受け取り、遊園地の入場口前にわらわらと集まった。さて、問題はこれからどうするかだが…
マリオ「さて…これからどうする?みんなで回る?」
リンク「いや、適当に分かれた方がいいんじゃないですか?あまり大人数で行動すると他の方達の迷惑になるかもしれませんし……」
マリオ「それもそうだな………じゃあみんな、というわけで適当に分かれて園内を回ってくれ」
一同「はーい!」
ナナ「ポポ君、大丈夫?もう少し休んだ方が…」
ポポ「いや、もう大丈夫だよ、心配してくれてありがと……それよりどうする?」
ナナ「えっ……どうするって……?」
ポポ「僕達は二人で回る?」
ナナ「えっ………それは………その………ポポ君がよければ………」
ポポ「やった!じゃあ二人で…」
マリオ「よしよし、大体分かれたな…あれ?お前らまだ組んでないの?」
ポポ「いや、僕らは二人で…」
マリオ「駄目駄目、迷子になったら危ないからな…ルイージ、二人についていってやってくれ」
ルイージ「え?あ、ああ、うん…」
ナナ「…………」
ポポ「…………」
マリオ「じゃあ一旦解散!午後五時にまたここに集合な!」
一同「はーい!」

続き

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