二人の一日 その3


午後2時。ネスは一緒に遊んでくれる人を探していた。ネス(大人の人はなんかみんな忙しそうだなあ…そうだ!アイスクライマーの二人をさそおう、二人とも今日は試合はなかったはずだし)
思い立ったらすぐ実行。ネスは二人を探しに出た。
ポポ「…ひまだねぇ……」
ナナ「ん……私と一緒じゃ退屈……?」
ポポ「い、いやっ!そんなことないよ!僕、今幸せだよ?」
ナナ「良かった、私もだよ」
ポポ「…えっ!そう!あ、あ〜!…え?え?…私もなに?もう一回言ってくれる…?」
ナナ「え、あ、うん……私もポポ君と一緒にいれて幸せ……」
辛うじて聞こえる大きさの声でそう言うとナナは頬を赤くしてうつ向いてしまった。
ポポ「……ありがとう……」ポポがうつ向いたナナの顔を覗き込む。
ナナ「………」
ナナが顔をあげた。少し恥ずかしそうな、ポポの一番大好きな笑顔だった。
ポポはその笑顔につられてナナを思わず抱き寄せた。ナナはあまりのことにしばらく目を丸くしていたが、やがて安心したようにポポにもたれかかった。
ポポ「………」
ナナ「………」
このまま時がとまればいいのに……二人は思った。しかし、その願望は一人の男によって脆くも打ち砕かれる。
ネス「あ、いたいた!二人ともなにしてるの?暇だったら一緒に遊ばない?」
ポポ「……」
ナナ「……」
二人が同時に顔を上げた。二人ともちょっと怒ったような表情をしていた。二人の時間を邪魔しないでくれ、といわれた気がしたネスはたじろいだ。
ネス「あっ…ご、ごめんね、おじゃましました〜」
ポポ「もう……無神経なんだから、ねえ」
ナナ「う、うん……」
ポポ「何か用だったのかな……?ま、いいか、なんでも、もう少し二人だけでいよう」
ナナ「うん……」


午後2時半。寮の庭先で体をほぐすべく二人はキャッチボールをしていた。
ナナ「いくよ〜……えいっ!」
ポポ「おっと!」
ナナの投げた球はあさっての方向に飛んでいってしまった。ポポがあわてて球を拾いにいく。
ナナ「あら…ごめん…」
ポポ「ナナちゃん、さっきから調子悪いね、そろそろ疲れた?」
ナナ「だ、大丈夫、なんでもないから……」
そうは言っているが、ナナの様子がどうもおかしい。さっきからなにかそわそわしていて落ち着きがない。
ポポ(ナナちゃん何か様子が変だな…)
どうする?


声をかけるならへ。
しばらくキャッチボールを続けるならへ。
強引にキャッチボールを終らせるならへ。


…ポポ「どうしたの?さっきから様子がおかしいみたいだけど…。気分悪くなったとか?」
ナナ「あ…なんでもないよ…」
本人はこう言っているが…どうする?
ナナをさらに問い詰めるならへ。キャッチボールを続けるならへ。


…しばらくキャッチボールを続けたていたが、ナナはますます落ち着きを失っている。どうしたのだろう…。
ナナにどうしたのかと尋ねるならへ。キャッチボールを続けるならへ。


…ポポは少しだけキャッチボールを続けてから、わざと疲れたようなそぶりを見せた。
ポポ「ナナちゃん、僕もう疲れたよー、そろそろ終わりにしない?」
ナナ「そう…?ポポ君がそういうなら…そろそろ三時だし…」
ポポ「わーい♪おやつの時間だ、早く帰ろ!」
ナナ「うん!」ナナは返事をすると同時にポポを置いていって先に帰ってしまった。
その顔は何故か分からないがひどく安堵していた。(なんだったんだろ…?)
10分後、ポポは再びナナと合流した。ナナは申し訳なさそうにつぶやいた。
ナナ「あの…さっきは片付けもしないで先に帰っちゃってごめんね…」
ポポ「いや、いいよ、気にしないで…でもなんであんなに急いでたの?」
ナナ「うんとね…実は…」13へ。


…やっぱりなにかおかしいと感じだポポが尋ねる。ここで運試しをせよ。サイコロを二つ振れ出た目の積が18以下ならだ。へ進め。それ以上なら凶だ。へ進め。


…ポポ「ナナちゃんさっきからおかしいよ…?どしたの?」
ナナがうつむきながら答える。
ナナ「……あのね…実は、その…」13へ。


…ナナは「だいじょうぶ…本当になんでもないから…」そうは言っているが、彼女の顔色は悪いし、汗も止まらないみたいだ。へ。


…しばらくキャッチボールを続けていたが、やっぱり様子がおかしい。さっきからずっともじもじしていて落ち着きなく、体をくねらせながら足踏みしている。今投げたボールもあさっての方向に飛んでいってしまった。
ナナ「ご…ごめんね…」
どうする?
ナナに声をかけるならへ。ボールを拾ってきてキャッチボールを続けるならへ。喉が渇いたのでお茶でも飲むなら12へ。


…ナナは冷や汗がひどい上に顔は真っ青、目にはうっすら涙を浮かべていて足の震えが止まらない。
ナナに声をかけるならへ。あくまでキャッチボールを続けたいなら10へ。


…ポポが尋ねる。
ポポ「ナナちゃん…?大丈夫?」
ナナ「ポポ君…わたし……わたし……」
ここで運試しをせよ。サイコロを二つ振ること。出た目の合計がか3か7か11なら凶だ。10へ進め。それ以外なら吉だ。11へ進め。


10…もじもじと身をよじらせていたナナが、お腹の下のあたりを押さえて突然しゃがみ込んでしまった。ポポがあわててナナのもとに駆け寄る。
ポポ「どうしたの?やっぱり……?」
ナナは涙を目に浮かべながらポポの顔を見上げる。この時ポポの全ての疑問が氷解した。
しかし時既に遅し。進む先は14だ。


11…そこまで言うとナナはポポをつき倒してどこかにかけていってしまった。つき飛ばされたポポは尻餅をつく。
ポポ「いたっ…!なんなんだよもう……」
ポポがお尻を擦りながら起き上がる。
しばらくするとナナが帰ってきた。顔色はすっかりよくなっている。
ナナ「あ…さっきはごめんね…怪我しなかった?」
ポポはちょっとむっとしながら答えた。
ポポ「いや、大丈夫だけどさー…何であんなことしたのか話してくれる?」
ナナ「えっとね…」13へ。


12…ポポはちょっと席をはずすことにした。
ポポ「ナナちゃん、ちょっとお茶飲んでくるから待っててくれる?すぐ戻ってくるから…」
ナナ「あ、うん、分かった…急がなくてもいいよ…」
ポポは寮に戻ると冷蔵庫から麦茶を取り出し、コップに注いでから一気に飲んだ。その後トイレで小用を済ませてからをナナの元に戻った…が、どういうことだろう。ナナが見当たらない。まさか、誰かにさらわれたんじゃ……と、そこまで考えたところでナナが戻ってきた。
ポポ「あ、ナナちゃんどこ行ってたの?心配させないでよ〜」
ナナ「ごめんね、実は…」13へ。


13…ナナの話を聞き終えたポポがびっくりしたように声を出す。
ポポ「え…トイレ?」
ナナ「うん…恥ずかしくてなかなか言い出せなくて…」
ポポ「よかった〜…顔色が悪いから病気じゃないかと思って心配したんだよ〜…」
ナナ「そ、そうなの?気づかなかった…」
ポポ「でもほんとによかった…でもこれからは恥ずかしがらずにちゃんといってよ?」
ナナ「うん…心配させちゃってごめん…」
ポポ「いーからいーから…それよりおやつにしない?」
ナナ「あ…そうだね、そうしよう!」




--------------------------------HAPPY  END-------------------------------------エンドといいつつまだ続く





14
ポポ「ナ、ナナちゃん、大丈夫?早くトイレに……」
そう、ナナは実は先ほどから、トイレを我慢していたのだ。先ほどから落ち着きなくもじもじと動いていたのも、それが原因だ。ポポはここに来てようやく、そのことに気が付くことができた。しかし、残念ながらこの気づきはいささか遅かったようだ。
…………しゃがみ込んだナナの、ちょうど手で一生懸命押さえている部分が一瞬大きく膨らんだかと思うと、そこから黄色い水が溢れ始めた。その水はナナの防寒着を伝わり、足元に広がっていった。

ナナ「………ううっ……やあっ……ああっ……」
ポポ「……あっ…………」
ポポはどうしてやることもできず、ただ呆然と彼女の前で、彼女の足元で広がる水たまりを見ていた。見てはいけないと分かっていながら、目をそらすことはできなかった。二人が呆然と立ち尽くすこと数十秒、ようやくナナの体から出る水の勢いが弱まり、そして止まった。
ナナ「う……」
ポポ「あ、あ…………」
ポポがどうしていいのか分からずにただおろおろしていると、偶然ピーチ姫がキノピオを従えて散歩にやってきた。二人はポポたちの異変に気が付くこともなく、のんきに話をしている。
キノピオ「今日はいい天気ですねえ、姫」
ピーチ「そうねえ…あ、ポポ君とナナちゃん、なにしてるの?」
ピーチがポポたちを発見した。ポポはナントカ二人の注意をそらそうとする。
ポポ「あ、み、見ちゃダメ!」
ピーチ「え?何で?……」
のんきなピーチは、ポポの忠告を聞かずにずかずかとよってくる。ポポは慌てて両腕を振り回し、拒絶の意を示す。
ポポ「ちょっと、ダメだってば!あっち行ってよ!」
ピーチ「いいじゃない、別に……んん?……あっ!」
近づいてきたピーチの表情が変わった。二人が今どういう状況にあるか、ようやく理解したみたいだ。ポポよりは遥に人生経験が豊富なピーチも、この展開は予想外だったようで、一瞬言葉に詰まる。
ピーチ「……ちょっと、これ、まさか……おもらし……」
ピーチの言葉が、ナナの胸に突き刺さった。ナナは火が付いたように泣き出した。
ナナ「うっ……ううっ……わああああぁん!」
ポポ「ナ、ナナちゃん、しっかり!」
ポポはあわててナナをなだめ、キノピオはピーチの裾を引っ張る。
キノピオ(姫様!言葉に気を付けてください!)
ピーチ(あ……)
キノピオ「ポポさん、早くナナさんの着替えを持ってきてあげてください、このままじゃ体冷えて風邪引いちゃいますよ!」
ポポはキノピオの一言でようやく我を取り戻し「わ、わかった!まってて!すぐ取ってくる!」といって、自室のほうへと駆けていった。一方、粗そうをしてしまったナナはまだぐすぐすと泣き続けている。ピーチは何とかなだめようと、腰を屈めてナナと視線を合わせた。
ピーチ「ナナちゃん……ごめんなさいね、無神経ないい方しちゃって」
ナナ「………ぐすっ………」
キノピオ「ナナさん、そんなに泣かないでください……こんな小さな失敗は誰だって一度や二度はありますから……ねえ、姫様」
ピーチ「そうよ……」
二人の優しい言葉に、ちょっとパニックになりかけていたナナは落ち着きを取り戻したようだ。
ナナ「……本当に?」
キノピオ「ええ、例えば姫もナナさんと同じくらいの年齢の時に同じような失敗をたまにしてましたし……」
ピーチ「ちょ、ちょっとあなた、それは内緒に……」
キノピオ「そのときはお父様にこっぴどく怒られてたじゃないですか」
ピーチ「しーっ!ちょっとあなた、その話はやめなさい!と、とにかく、気にしなくていいのよ、ねえ?」
ナナ「はい…あの…その…私もやっぱり…その……」
ナナが怯えたように濡れた両手でお尻をかばうようなしぐさをする。ピーチは安心させるように、言葉を続けた。
ピーチ「え?あ、私は叩いたり怒ったりはしないから安心していいのよ」
ナナ「……よかった………あ、そうだ、あの、このことは誰にも言わないでください……お願い…」
ピーチ「わかってるわよ、でも今度からはちゃんとトイレに行かなきゃ駄目よ?」
ナナ「はい………ごめんなさい………」
ピーチ「謝らなくてもいいのよ……あ、彼が戻ってきたわよ」
ピーチが部屋から戻ってきたポポを指差す。ナナは恥ずかしさにポポの顔が見れず、うつむいたままだ。
ポポ「おまたせー!はい、着替えとタオル!」
ピーチ「お疲れ様、早かったわね、さ、寮に戻りましょ!ナナちゃん、立って」
ナナ「はい……」
ナナはびしょびしょに濡れた服を引きずりながら立ち上がった。足伝わる水が気持ち悪かったのか、顔色が浮かない。
ポポ「早く戻ろう、誰かに見られるかも……」
ポポがせかすように言う。
ナナ「うん……」
ここで最後の運試し。
サイコロを二個振って出た目の合計が5〜8なら吉だ。15へ。それ以外なら凶だ。16へ。


15…運良く誰にも見つからずに寮の更衣室の前まで戻ることができた。17へ。


16…四人は誰にも見つからないように慎重に寮へと向かっていく。が……運悪く途中でゼルダ&カービィと廊下でバッタリ出会ってしまった。今日のナナは本当に運がない。
ゼルダ「あら、こんにちは、みんなそろってどした………」
そこまで言ったところてゼルダは異変に気づいたらしく、言葉がそこで途切れてしまった。
カービィ「なになになに!?どしたの?」
ゼルダとは対照的に、カービィは意味もなく大騒ぎしている。本人には悪気はないのだが、ポポは騒ぎを聞きつけてさらに人が集まってきてはまずいと思い、カービィの口を押さえた。
ポポ「わ、しっ!カービィ、静かにして、ね?」
カービィ「むー、なんでなんで〜?」
このままでは騒ぎを聞きつけた人が来てしまって大ごとになってしまう……と考えたポポは機転を聞かせて言った。
ポポ「いいからお願い、冷蔵庫の中の僕のおやつのケーキ食べていいから……」
カービィ「わーい!」
聞き終るや否やカービィ冷蔵庫に向かってダッシュ。ポポは見事に危機を乗り切り、「ふう」と安堵のため息をついた。
ゼルダ「危なかったですね……ナナちゃん、大丈夫?寒くない?」
ナナ「うん……ぐすっ……」
ゼルダ「あんまり気にしちゃダメよ、ね?」
ナナ「うん……ありがとう……」
ゼルダ「よしよし、じゃあまたね」
ゼルダと別れたの4人は、誰にも見つからずに更衣室の前まで来ることができた。17へ。


17…四人はどうにかこうにか更衣室の前にたどり着いた。
ピーチ「ふう……とりあえず、大事にはならずに済んだわね」
ナナ「はい……」
ピーチ「それじゃ、ナナちゃんを着替えさせてくるから二人とも待っててくれる?」
ポポ「わかった!」
キノピオ「は〜い、分かりました」
ピーチ「さ、行きましょ」
ナナ「うん……みんな…………ごめんなさい…………ぐすっ……」
ポポ「違うよ…僕が気がつけなかったから…」
ピーチ「はいはい、どっちのせいでもないわよ……ほら、早く着替えましょ!」
ナナ「はい……」
ナナはピーチに導かれ、トイレへと消えていった。ポポは不安な気持ちのまま、ナナを待ち続けた。


10分後。更衣室のドアが開き、ピーチが出てきた。
ピーチ「おまたせ〜」
ポポ「あれ、ナナちゃんは?」
ピーチ「ここよここ…ほら、私の後ろに隠れてないで出てきなさい」
ナナはピーチの後ろに隠れ、視線を落としたままもじもじと黙っている。
ナナ「…………」
ポポ「あっ、おかえり…その…大丈夫?」
何が大丈夫なのかはポポにも分からなかったが、ついそう聞いてしまった。
ナナ「……うん……」
ポポ「そう……なら良かった…」
ポポがほっと一つ息をした。
ピーチ「それじゃあ私たちはこれで失礼するわね」
ナナ「……あの」
ピーチ「ん?」
キノピオ「はい?」
ナナ「その……ありがとうございました………」
ピーチ「いいのよ、これくらい当然の事だわ、ね、キノピオ?」
キノピオ「はい!それじゃあ姫様、散歩に戻りましょうか」
ポポ「あの……僕からも、ありがとう」
ピーチ「いいのよ、じゃあね〜」
キノピオ「また後で〜」
ピーチとキノピオを立ったまま見送るポポとナナ。しばらく二人は黙って立ち尽くしていたが、やがてポポが口を開いた。
ポポ「良い人たちで良かったね……」
ナナ「うん………あの……私のこと……嫌いになった?」
あわてて首を横に振るポポ。
ポポ「こんなことくらいで嫌いになるわけ…ないじゃん………」
ナナ「でも……私はあんな恥ずかしいこと………」
ポポ「……どんなことがあっても好きだよ?」
ナナ「え?」
ポポ「大好き…だって言ってるの…!どんなことがあっても、嫌いになったりしないよ!」
この言葉に緊張の糸が切れたのか、ナナ堰を切ったように泣き出してしまった。
ナナ「……よかった……ううっ……」
崩れ落ちそうになったナナをポポがあわてて支える。ナナはしばらくポポに支えられながら泣いていたが、しばらくするとふっきれたような笑顔を見せた。
ポポ「……そろそろ居間に戻ろうか?」
ナナ「うん…なんか…安心したらお腹減っちゃった…」
ポポ「じゃあ…おやつにする?」
ナナ「そうだね、そうしよう!」
----------------BAD  END-----------------------------------でもやっぱり続く

Tweet


スマブラ小説トップに戻る

トップページに戻る