ドンキーコングリターンズ 3D

あのスーパードンキーコングリターンズが3Dになって帰ってきた!

本作はドンキーコングリターンズ(Wii版)の移植作品です。コースが一部追加、モードが一部変更になっていますが、大体内容は同じです。



念願の横スクロールドンキー、開発元はレトロスタジオ。実績のあるレア社でないことから作品の出来が懸念されていましたが、蓋を開けてみれば見事な正統進化を果たしていました。



美麗なグラフィックは3DSになっても健在。旧作のアレンジと新作を織り交ぜたBGMも素晴らしく、旧作ファン・新規ファンどちらにもうれしい作りになっています。ステージ内のギミックは旧作と比べてかなり大胆になっており、奥行きのある2Dステージは3DSの特性を良く生かしています。

難易度

全体的にかなりの高難易度です。最初のうちはそうでもないですが、ゲーム中盤から一撃死のトロッコステージ、次々と足場が落下していき、安全地帯が極端に少ないステージなど、初見では到底クリアできないようなステージが次々と襲い掛かります。



中でもあの悪名高いSDK2の「どくどくタワー」に似た溶岩がせり上がってくる「クライマーラビリンス」は凶悪な難易度です。いわゆる「死にゲー」と言っても過言じゃないほどバンバン死にます。

救済措置

それでありながら死にゲー特有のいらいらを感じずに済むのは、救済措置が豊富にあるためです。残機数を増やすライフアップバルーンはクランキーコングの店で安値でまとめ買いができ、中間地点もコースに複数用意されていることが多いです。



それでもクリアできない人には、穴に落ちても復活できる「グリーンバルーン」、ロケットバレルで2回までダメージを受けても大丈夫になる「クラッシュガード」なども用意されており、回数を重ねればクリアできるレベルに収まっています。下手な人でも時間をかければうまくなれる、絶妙な難易度です。もうひとステージだけ、と時間をつぎ込んでいるうちに、気が付けば時計の長針が1周している、そんなゲームです。

多彩なやり込み要素

各ステージに散らばっているKONGパネルを集めると、隠しステージへの道が開けます。また、パズルピースを集めれば、ステージのBGMやジオラマが聞ける・見れるようになります。その他、従来のコースにディディーなし、ライフ回復なし、左右反転で挑むミラーモード、高速クリアを目指すタイムアタックモードもあり、クリアした後も長く遊ぶことが出来ます。



が、このやり込み要素、個人的にはいまいちでした。ミラーモードはあまりにも難易度が高すぎます。通常クリアも厳しいコースを、この条件でやり直す気にはなりませんでした。

消えたキャラクターたち

本作の不満点として、たくさんいるはずのコングファミリーやアニマルフレンドがほとんど出てこないことが挙げられます。コングファミリーで登場するのはドンキー、ディディー、クランキーの3人のみ。ディディーはドンキーのオプション扱いで、実質操作できるのはドンキーのみです。マリオカートで大活躍したファンキーや64ドンキー紅一点のタイニーはどこに行ったんでしょうか。



アニマルフレンドもランビとスコークスのみ(スコークスはアイテム扱い)で、スクイッターやラトリー、エンガードは影姿もありません。



さらに今作のライバルはティキ族とい宇学期の形をしたキャラクターであり、クレムリン軍団やノーティ、ジンガーといった懐かしのキャラクターは出てきません。21世紀の新しいドンキーの可能性を探ったということなんでしょうが、やはりドンキーシリーズのライバルはクルールじゃなくては、という気がします。

ラスボスが……

ラスボス、ティキトングは画面奥に陣取り、前面に手で攻撃して来ます。その姿はまさに魔人ワムバムロック、もしくはワリオランド3のなぞのぞう。

だっしゅつ!虫のやかた

トラウマ必死のグロステージ。難易度自体はそれほどでもないですが、恐ろしいBGMと背後からドンキーたちに迫りくる大量の虫(肉食グモ?)は虫が嫌いな人なら即3DSを投げ出すレベルです。

総合評価

期待にたがわぬ名作です。難易度が若干高い気もしますが、腕に覚えがある人ならクリアできるはずです。中古ソフトは価格も下がっていますので、今が買い時です。

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