A列車で行こう3D

アートディンクの経営シミュレーションゲーム「A列車で行こう」の最新作です。発売予定がずれにずれ込んだ作品ですが、待っただけの甲斐がある仕上がりになっています。

作品概要

鉄道経営を中心とした経営シミューレーションゲームです。シナリオに沿った目的(年間鉄道利益●●億円以上、総路線距離××km以上など)を達成すればシナリオクリアとなります。

評価点

チュートリアルが丁寧

やれることがいろいろと多く迷ってしまいがちなこの作品ですが、最初に用意されているチュートリアル用のシナリオを遊んでいくうちに、ゲーム内で何が出来るのか、どのようにすれば利益が上がるのかなどを徐々に理解できます。チュートリアル用シナリオと言っても馬鹿にはできない内容で、気が抜けません。

多角的な経営が可能

タイトルの通りゲームの肝はあくまでも鉄道会社の運営ですが、他にも子会社を作ったり、資材を売ったりして稼ぐことができます。鉄道を敷いて都市を発展させ、そこに収益率の高い建物を建てて稼ぐといった戦略を立てることもでき、戦略性は高いです。

時代の概念がある

本作の舞台はシナリオによって戦後まもなくから現代まで様々です。戦後まもなくが舞台の作品だと大正時代生まれの登場人物が出てくることもあります。時代が進むと新幹線が誘致できるようになったり、特定の建物が建てられなくなったりするなど、時代が経営に影響をあたえることもあります。

グラフィックが良い

携帯機としてはなかなかのレベルに達しています。電車の中からの視点も楽しめるようになっています。

都市が発展していくさまが楽しい

一番の評価点はここかもしれません。最初は数えるほどの住宅しかなかった場所が徐々に発展して、最終的にメトロポリスのようになるさまは楽しいです。

難点

やれることがかなり多く、迷う

鉄道経営、路面電車経営、バス経営、子会社経営、株式売買、資材売買、更には社員のモチベーションの管理まで出来るため、初心者のうちはどこから手を付けて良いのか迷ってしまいがちです。慣れるとそれほど複雑なシステムではないのですが……。

1つのシナリオをクリアするまでに時間が掛かる

シナリオによっては5時間以上のプレイが必要なこともあり、流石に飽きてきます。シナリオをクリアできなかった時にやり直すのも面倒なので、セーブはこまめにとっておきましょう。

一部の事業が非常に強力

プラザ合意がなされるまでが舞台のシナリオでは、海外に資材を売るだけでかんたんに利益を得ることができます。一方で路面電車は非常に貧弱で、いくら頑張ってもほとんど利益になりません。一方で路面電車で一定以上の利益を挙げなければいけないシナリオがあるため、モチベーションが維持しづらい一面があります。

総評

ややとっつきにくい一面はあるものの、慣れれば非常に楽しく経営を進めることができます。都市が育っていくさまはやはり見ていて壮観です。

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