FIX


 あなたは樫の木の杖を掲げ呪文を唱えた。すると、先ほどまで不安定にがたついていた脚立がぴたりと静止し、あなたがその上に立ってもびくともしなくなった。そのおかげであなたは棚の上にある荷物を安全に取ることができた。運点を2足すこと。

 野球選手のあなたは樫の木を削ってバットを作り、それを持って打席に入った。ピッチャー振りかぶって第一球、相手投手の投げたボールはあなたの苦手な大きく曲がるスローカーブ。普通に振ってもあたらないと判断したあなたは、投手の投げたボールに向かって杖を向けて呪文を唱えてボールを止め、ベース真上で止まったボールを思いっきり杖でひっぱたいた。渾身の力をこめて打ったボールは弧を描いてレフトスタンド上段へと吸い込まれていった。あなたの原技術点に1足すこと。

 あなたが杖を構えると、敵も隠し持っていた杖を構えた。しかし、それでもあなたは構わずに呪文を唱えた。呪文を唱え終わると、相手は体を動すことが出来なくなった。あなたはほっとして胸を撫でおろそうとした、が、体が動かない。あなたの相手も同時にこの技を使ったため、あなたの体も動かなくなってしまったのだ。お互いにまったく動けないため、あなたは負けることはないが勝つこともない。運点を1引くこと。

 あなたがいつものようにネットショッピングを楽しんでいると、職人手製の樫の木の杖が送料込みで3000円で売られているのが目に入った。元から魔法に興味があなたはすぐさま購入、1週間後に杖はとどけられた。あなたは早速杖をダンボール箱から出して掲げ、ためしにすぐ近くにあったティッシュの箱に呪文を唱えてみた。しかし効果が現れない。おかしいなと思って杖をもう一度よく見てみると、一見樫の木の杖に見えたそれは、実は木目調のプラスチック製の杖だった。まがい物をつかまされたので、運点を1引け。

 あなたはとある駅のホームで、文庫本片手に電車を待っていた。しばらく待っていると、あなたの隣になんだか暗い顔をした男が並んできた。彼を横目でチラチラ見ながらさらにまっていると、プァンという警笛の音がした。電車が来たと思って顔を上げると、なんと、あなたの隣に並んでいた客が線路に飛び出したではないか。あなたはすぐさま杖を手にとって呪文を唱え、彼の体を固定した。しかし、彼の体が固定されたのは線路の真上だったため、彼の体はブレーキの遅れた電車に弾き飛ばされてしまった。電車のほうを固定すればよかったという事に気づいたのは、もう少し後のことだった。

NAP


 あなたが呪文を唱えて、真鍮の振り子を軽く揺り動かすと……すぐさま強烈な眠気に襲われた。鏡の間でこの呪文を唱えるのは控えた方が良いようだ…しかし、眠るのは気持ち良かったので、体力点は3増える。

 早速呪文を唱えようとしたあなただったが…相手はなんと呪文を唱える前に眠ってしまった。彼は徹夜明けのモーレツサラリーマンだったのだ…同情したあなたは彼にそっと布団を掛けてあげた。

 あなたが呪文を唱えると、先ほどまでビービー泣いていたあなたの子供は、たちまちすやすやと眠り始めた。少しの合間だけ育児から解放されたので、体力点を1増やせ。

 あなたは呪文を唱えて相手を眠らせると、すぐさま金庫をピッキングし、中にあった現金を全てかっぱらった…のだが、監視カメラにばっちり写っていたためあっさりご用となった。機械を甘くみてはいけないのだ。

 あなたは呪文を唱えた。が、どうしたことか全く効果が現れない。おかしいと思ったあなたが振り子をよーく見てみると……なんてことだ!この振り子は真鍮製ではなくアルミ製ではないか!
しまったと、あたふたしているうちに、敵の一撃を食らい……あなたの冒険はここで終わる。

ZEN



 あなたは呪文を唱えた。しばらくすると体が軽くなってゆき、やがて空中に浮かび出す。が…どうしたことか上昇が止 まらない。なすすべもなく上昇し続けるあなた。酸素が薄くなってゆき、意識が混濁してきたところであなためがけて飛行機が突っ込んできて、あなたの冒険は 終わる。

 あなたは呪文を唱えた。しばらくすると体が軽くなってゆき、やがて空中に浮かび出…ガッ!
車の中でこの呪文を使うのはやめよう。体力点を4減らせ。

 あなたは呪文を唱えた。しばらくすると体が軽くなってゆき、やがて空中に浮かび出す。しばらく空中散歩を楽しんで いると、あなたの隣を頭にプロペラみたいな何かをつけた青色のタヌキみたいなものが通りすぎていった。あなたはそのタヌキみたいな何かに笑顔で話しかけて もいいし、無視して空中散歩を続けてもよい。
話しかけるなら3−Aへ。無視するなら3−Bへ。

3−A あなたがタヌキみたいな何かに笑顔で話しかけると、相手は比較的友好的に返事を返してくれた。しばらく話して いるうちに、どうやらこの相手はタヌキではなくネコをモチーフにしたロボットだということに気付いた。あなたはこの友好的なネコ型ロボットを喜ばせるため に幻影魔法を披露することにする。あなたはネコの好物であるネズミを産み出すか(3−A−aへ)、それともかわいいネコを産み出すか(3−A−bへ)?

3−A−a あなたがネズミの幻影を産み出すと、ネコ型ロボットは狂ったように叫び声をあげると、ポケットから何かを取り出した。彼が取り出したのは「地球破壊爆弾」だった。……君の冒険は終った。地球の歴史も幕を閉じた。

3−A−b あなたがネコの幻影を産み出すと、ネコ型ロボットはとても喜んで、お礼に彼が頭につけているプロペラみたいなものと同じ物をくれた。これを使えば今後体力点を一切失うことなく空を自由に飛べる。この出会いを祝して運点を4あげよ。

3−B あなたは空中散歩を充分に満喫した。運点と体力点をそれぞれ3ずつ回復させよ。

 あなたは呪文を唱えた。しばらくすると体が軽くなってゆく。………体重を測るときだけそんな真似をしても自分のためにはならない。
ケチなマネをした報いとして運点を1減らすこと。

 あなたは呪文を唱えた。しばらくすると体が軽くなってゆき、やがて空中に浮かび出す。これで開かずの踏み切りもなんのそのだ。運点を2増やせ。ただし、あなたが車で通勤もしくは通学している場合はへ進むこと。

YAZ



 あなたが呪文を唱えると、今まで対面していた彼は一瞬呆けたような顔になった…が、すぐさまもとの形相に戻ると、 持っていた剣を振り回してきた!その一撃は圧倒的優位に浮かれていたあなたの頭を偶然にもとらえた。この魔法は姿は消せても実体までは無くせないのだ。あ なたの冒険はここで終わる。

 あなたはこの呪文を使って夜中の銀行に忍び込むと、金庫のお金をちょっとばかり失敬して退散した。翌日、銀行は大騒ぎになったが、監視カメラには浮遊する金しか写っていないため、あなたは逮捕されない。手持ちの金貨に1500枚加えよ。

 この呪文をあなたが自分の息子に披露すると、これはとっても驚いたような顔をした後、ピーピーと泣き始めた。魔法を見せて驚かしてやるつもりだったが、逆効果だったようだ。運点を1点減らせ。

 あなたが呪文を唱えると、あなたの姿は普通の人間にはまったく見えなくなったが、もともと回りに人が一人もいないので、別に何も起きない。運点を1点減らせ。

 あなたは呪文を唱えた…が、体調が十分でなかったために魔法の効果を十分に発揮することが出来ず、腰から上だけし か消すことが出来なかった。失敗した、と思ったあなただったが、対面していた敵は腰から下しかないあなたを見て恐ろしくなったのか、逃げ出してしまった。 運点を2点増やせ。

SUN


KID


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