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1

君はカーボスの南門に立つ。カーボスは混沌の大地・ギラ広陵地帯に囲まれた、悪徳と罠に満ち溢れた危険な街だ。民間伝承によれば、カーボスはギラ広陵地帯のさらにずっとずっと西にある、秩序と善政が行き渡った、この世界で最も安定して強大な大都市・ザンガスから排斥されたならず者や犯罪者、危険思想の持ち主などが流れ着いてできた都市らしい。

はじめは小さい村に過ぎなかったカーボスだが、やがて人の流入が盛んになると村は町に、町は都市に生まれ変わっていった。それに伴い街の中でも随一の力を持っていた、まさに悪徳の権化であるイグール卿が王位につき、絶対王政の開始を宣言した。これには反発するごろつきも多かったようだが、彼は強力な兵士団を築き上げて不満の声を押さえ込み、街に秩序めいたものをもたらした。武力と腐敗した権力によってもたらされた、世にもおぞましい秩序だが。 そして、イグール卿はカーボスを周辺のギラ広陵地帯の有象無象の侵入から守るため、街の周辺の金属壁で囲み、街に2つしかない門――北門と南門以外からは侵入できないようにした。

君はできることならこんな街とはかかわらずにいたいのだが、暗殺の対象がこの町に住んでいる以上、潜入は避けられない。君はぴたりと閉じられた門の前に立ち、どのように街に潜入するかを思案する。門は鋼製で君の背丈の2倍ほどもあり、いかにも頑丈そうだ。さて、君は大声で門番を呼ぶか(424へ)、それともちからずくで門をあけようとするか?(273へ)

どちらもしたくない場合は、魔法を使ってもいい。その場合は224へ。

2

君が魔法を唱えると、たちまち君の体全身に力が漲り、何でもできるような気持ちになる。。君は扉のノブに手をかけ、力任せに思い切り引っ張りはじめる。扉はぎしぎしと音を立てて抵抗していたが、やがて君の怪力に負けて大きく「ばきっ」と音を立て開く。君は急いで街の中に身を躍らす。君は誰か周辺に人がいないかを確認する。どうやら幸運にも誰にも見られていないようだった。君はほっと胸をなでおろし、どちらへ進むか思案する。11へ。

3

君は空高く浮かび上がり、天井からぶら下がっていた槍を全部切り落としてしまう。そして安全を確認すると、ふわふわと浮かんだまま、「クランバーの部屋」とかかれた扉に転がり込む。部屋に入ると同時に、魔法の効果は切れた。443へ。

4

君が答えると、男の顔にはありありと失望が浮かんだ。君がこんな難問を解けるわけはないと、たかをくくっていたのだ。男は君に負けを認め、部屋の奥に引っ込むと1メートルくらいある大きい麻袋と手の平大の小さい麻袋を持ってきた。このうち1つ、どちらでも君が望むほうを贈るという。さて、君は大きい麻袋を貰うか(6へ)、それとも小さい麻袋にするか(24へ)?

5

君の体はなんと、サイトマスターになってしまう。サイトマスターとは視力が極めていい生き物で、普段は街の護衛に当たることの多い生き物だ。君はその卓越した視力を持って、クランバーの居場所を突き止める。クランバーはそのことにも気がつかず、君を馬鹿にしたように見ている。君がクランバーのいる場所に、正確に剣を振るうと、クランバーは驚いて飛びのく。そして、君が透明の魔法を破ったことに気がつくと、ふたたび何かつぶやいた。どうやら透明の魔法を解いたらしい。クランバーは魔法を連発したせいか、少し疲れているようだ。149へ。

6

君は大きな麻袋を受け取る。袋の中には金貨が3枚と銀色に鈍く光る指輪、君の腕の長さぐらいある木の棒と羅針盤、それと体力回復薬とかかれた瓶が入っている。君は体力回復薬を飲み(体力点が4点回復する)、ついで木の棒、羅針盤、金貨をザックに詰める(その事を記録すること)。さて、次いで君は指輪をはめてみるか(445へ)、それともこれはザックの中にしまい、先へと進むか(312へ)?

7

しばらく行くと通路は行き止まりだ。君はしばらくこの先に秘密の通路でもないかと探し回るが、結局何も見つけることはできない。体力点を1減らせ。君は結局、さきほどの分かれ道まで舞い戻り、音がしたほうの通路へと行く事を決める。350へ。

8

この宝石は今までに君が見たことがあるどんな宝石よりも美しい。そう、まるでこの世のものとは思えないほどに……見れば見るほど美しい、この輝きは神がつくったに違いない――いくら賞賛の言葉を並べても、ほめたりないほどだ。今や君はもうこの宝石の虜になっているが、心の片隅にはまだ自制心が働いている。運試しをせよ。もし吉と出た場合は、君は何とか宝石から視線をそらすことに成功する。155へ。もし凶と出た場合は、君はこの宝石をいつまでもうっとりと眺め続ける。喉が渇いても、腹が減っても、やがて餓死して、皮膚がはだけて骸骨になっても、君はこの宝石に囚われ続ける――

9

君は宿屋に入り、カウンターに置かれている鉢を鳴らして主人を呼び出す。
「へへだんな、ようこそいらっしゃいました。お泊りですかな、それともお食事ですかな?」
君はこの街に泊まる気などないが、幾分の空腹を感じていたので食事はとってもいいかなと思う。さて、君はここで食事をするか(369へ)、それともやっぱりなんでもないと会話を切り上げて先に進むか(308へ)?

10

突起に触れた瞬間、君の足元から緑色のパイプが飛び足し、赤い煙が噴き出す!毒ガスだ!君は誤ってそれを一息吸い込んでしまう。体力点を2減らせ。君がむせ返っていると、扉のほうでかちゃりと音が鳴った。君は慌てて扉に駆け寄るが、鍵がかかっていて開く様子がない。そうこうしているうちに煙が部屋全体に充満する。魔法を使っている暇はないと判断し、君は扉に向かって懇親の力で体当たりを食らわせる。サイコロを二つ振れ。出た目の合計が君の技術点以下だったならば、扉は開き、君は廊下の逆側の扉の中に逃げ込むことができる。216へ。もし出た目の合計が技術点より大きければ、扉は開かず、君は煙を胸いっぱいに吸い込んで中毒死してしまう。

11

さて、無事にカーボスに進入したのはよいが、君は暗殺対象のクランバーの事を何も知っていない。したがって街の中で彼に関する情報を得なければならないのだが、どこに行けば何の情報が手に入るのかさえ、君には見当も付かない。君はとりあえず近くの薄汚れた町内案内の地図に目をやる。どうやら君が今いる場所はカーボスの最南端の「岩通り」であり、君の西側には商業施設が、東側には住宅施設が並んでいるようだ。あまり地図をじろじろ見ているとよそ者であることがばれてしまうかと思い、君は行動を決断する。さて、君は西に向かうか(297へ)、東に向かうか(161へ)?

12

454へ。

13

君は猛然と走り出す。突然の君の行動に二人の兵士は不意をつかれるが、すぐさま兵士の一人が君に長槍を投げつける。運試しをせよ。もし吉と出た場合、やりは君のはるか頭上を飛んで行き、君は猛ダッシュで彼らをまくことに成功する。147へ。もし凶と出た場合は、君の左肩を槍が貫き、君は地面に崩れ落ちる。兵士二人はこの場で君を処分してしまうことを決め、君をさんざんいたぶりつくした挙句に殺してしまう。君の冒険は終わった。

14

君は乞食から離れ、当てもなく岩通りを進む。しばらく歩くと通りが二股に分かれている場所へと出る。君から見て右側の和歌通りは露店や商店が並び、かなりの賑わいを見せているが、左側の時通りは対照的にしんと静まり返っており、人影もほとんど見えず、日も差し込まずに薄暗く陰気な雰囲気が漂っている。さて、君は和歌通りを進むか(416へ)、時通りを進むか(293へ)。

15

君が呪文を唱えると、君は今目の前にある像とまったく同じ姿に変身してしまう!信者たちは慌てて君の前に跪く。神が今まさに目の前に光臨したと、勘違いしているのだ。これを利用しない手はない。君はなるべく威厳のある声で、信者どもに台の上においてある金貨を全て自分に渡すように命令する。信者の一人が慌てて台の上に置かれた金貨を君に恭しく献上する。君はそれを受け取ると、信者にあと一時間は頭を下げ続けているようにと命令し、悠々とこの施設を後にする。信者たちが君を畏怖する姿はとても滑稽だ。施設の外に出ると魔法は解け、君は元通りの姿になる。いただいた金貨は全部で30枚もある。君は金貨をザックにしまうと(その事を記録せよ)、浜風通りを再び進む。236へ。

16

381へ。

17

扉の先はなぜか先ほど君がいた部屋と寸分違わぬつくりの部屋だった。部屋の大きさも、天井の高さも、金貨や宝石類が入った木箱の位置も、また別の扉があることも変わらない。違う点はただ二つ、この部屋のもう一つの扉には「クランバーの部屋」と書かれていることと、部屋の片隅に先ほどの部屋にはなかったひときわ大きな、君の顔くらいの大きさの宝石が置かれていることだ。さて、君はこのひときわ大きな宝石に近づいてみるか(8へ)、それともそんなものは無視して「クランバーの部屋」とかかれた扉に入るか(443へ)?

18

「クランバー?」
露天商がずんぐりとした手を顎に当てて考えるそぶりを見せる。
「そういや、最近いやに羽振りのいい宝石商がこの街にいるらしいな。そいつがクランバーなのかい?ま、わしとは取り扱っているものが違うから関係ないがね。なに、そいつに関する情報がほしい?さあ、悪いがわしはそいつについては何にも知らんのだよ。そうだ、そこの歌い手に聞いてみたらどうだい?彼はこの街の情報通だから、何か知っているかも知れん」
君は男に礼をいって別れ、先ほど見かけた歌い手に声をかける。103へ。

19

さて、君はこのドラガーに何をプレゼントするか?銀貨1枚なら365へ。赤いサングラスなら12へ。土の粉なら454へ。赤い液体の入った瓶なら405へ。どれもない、あるいは渡したくない場合は、剣を抜いて戦うしかない。その場合は373へ。

20

さて、どの持ち物を使うか?

ネズミの死骸 325
銀貨1枚 466
金貨1枚 191
赤いロープ、または金のロープ 394

どれもなければ70へ戻り、他の選択肢を選ばなければならない。


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