七匹の大蛇

"魔の罠の都"カーレを抜け出してほっとしていたあなたの元に、とんでもない知らせが舞い込んできた!誰にも知られてはならないはずのあなたの任務が、マンパンの大魔王の腹心であるところの七匹の大蛇に漏れてしまったのだ!このまま七匹の大蛇がマンパン砦に戻るのを許してしまっては、大魔王は大軍を率いてあなたを待ち構え、あなたを羽虫をひねりつぶすが如く簡単に始末してしまうであろう。それを防ぐためには、なんとしてもバクランドを横断する七匹の大蛇を退治しなければならない。あなたは新たな決意を胸に、不毛の大地、バクランドを進むのだった。

本作はソーサリーシリーズの第3巻。"魔の罠の都"カーレを見事潜り抜けた主人公は、いよいよ不毛の地、バクランドの横断に挑みます。

物語の冒頭で主人公はアナランドのイヌワシに、自分の任務がマンパン城のスパイであるところの七匹の大蛇に突き止められてしまったことを知らされます。このままやつらを野放しにしてしまっては、マンパンの大魔王に万全の体制で迎え撃たれてしまうことは確実です。そのため主人公は、七匹の大蛇を探しながらバクランドを横断する羽目になります。やはりアナランドの危機管理体制には問題があるといわざるを得ません。そもそもアナランドの危機管理機能が正常に働いていたら、主人公はこんな苦労をしなくていいわけで……もし今回主人公が首尾よく王たちの冠を取り戻したとしても、ブラックエルフの隊商から呪文の書を買い取らなければまた何か良くないことが起きるような気がします。

さて、一見不毛の大地にしか見えないバクランドにも、主人公の使命をサポートしてくれる人物が存在しています。隠者シャドラック、4巻の鍵を握るあるアイテムをくれる(かもしれない)シャム、魔女で七匹の大蛇を憎んでいるフェネストラ。彼らの助けを受けなければ、たとえバクランドを乗り越えても最終的に使命を果たすことができなくなってしまうかもしれません。

手招きする精霊達。が……

ゲームの最後には七匹の大蛇を何匹討伐したかでボーナスがもらえます。場合によっては逆に罰則が課される場合もありますので、討ち漏らしは厳禁です。

このころになると魔法に必要な媒体もおおむねそろってきてるため、媒体が必要なく汎用性が高いものの効率では劣る基本的な魔法よりも、汎用性は低いが要所要所で力を発揮するタイプの魔法を重用するようになります。媒体がない状態で魔法を使うと、自信過剰になって戦闘で不利な状態に陥るようなこともあります。これらの扱いづらい魔法を使いこなすことが、上級魔法使いへの道といえるでしょう。

本書自体の難易度はそれほどでもありませんが、バクランドで七匹の大蛇を討ち漏らしたり、必要なアイテムを入手し損ねたりすると後々苦労します。ただ攻略するのは簡単でも、完全攻略をするのは難しい。そんな一冊といえるでしょう。

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