モンスター事典

本書はアランシアとその彼方に住む野蛮な怪物や恐ろしい生き物のデータ集です。掲載されているデータは

  1. 技術点と体力点
  2. 攻撃度数
  3. 生息地
  4. 遭遇員数
  5. 形態
  6. 反応
  7. 知能

の7つ。「技術点と体力点」はあくまで平均値であり、同一の生物でもかならず数値が同じになるとは限りません。例えば、オーガーの平均的な技術点は8、体力点は10ですが、中には技術点が7や9、体力点が9や11のオーガーも存在します。ただ、変動はせいぜい1,2点の差にとどまるようです。「攻撃度数」は多人数戦のみに使われる数値で、多くの生物は攻撃度数は1となっています。「生息地」は通り生息している地域を指します。例えば黒豹の生息地は"密林"、絡み草の生息地は"平原"、"森林"となっています。「遭遇員数」は一度に遭遇する数。「形態」は"人間型"、"爬虫類"などの生物形態を指します。「反応」は"友好的"、"中立"、"非友好的"、"攻撃的"の4つに分けられていますが、残念ながらタイタンの生物の多くは非友好的、もしくは攻撃的であることが多いようです。「知能」はその生物の知能の高さを表しています。人間の知能は"高"の"中"あたりに位置しており、その他エルフやドワーフ、ミクなどの人間型生物は知能が"高"に分類されています。その他ゴブリンやカラコルムなどの怪物の大部分とクレルなどの一部の獣は"中",穴居人などの原始的な生物は"低"、雫の木などの一部植物は"無"に分類されます。知能が低い敵はやたらめったら突っ込んでくる可能性が高く、逆に知能の高い敵は作戦を工夫したり、魔法を使ったりすることが多いようです。

 
アランシア地図。未開の地も多く、その全貌はいまだ謎に包まれている・。

本書を読みすすめていくとわかりますが、アランシアの生物の大半は互いに互いを憎みあっているか、あるいは食欲に支配されているため反応は非友好的、あるいは攻撃的です。善に寄与する種族は一部の人間、エルフ、ドワーフぐらいで、あとはおおむね悪の側に立っているか、あるいは食事にありつくことしか考えていないほど知能が低いかのどちらかです。アズール卿のような権力者の多くが悪辣であることも、この本を読めば頷けます。悪辣な人間でなければ、この混沌に満ちた世界は支配できないのです。本書はアランシアの世界が危険に満ちている事を再確認することができる、非常に優れた資料といえるでしょう。

ところで、一般的な「人間」の平均的な技術点と体力点はいくつなんでしょうかね。FFシリーズでできる主人公の技術点は7〜12、体力点は14〜24なので、平均的な技術点は9.5、体力点は19ということになるのでしょうか。というかそもそも多くの生物は個体による技術点の差がせいぜい2〜3程度なのに、なぜ人間は個体による技術点の差が5もあるのでしょうか。技術点7ではトロールにすら劣りますが、12ならマンティコアや魔人、ステゴザウルスの成獣と互角に戦うこともできます。優れた冒険者になるには、まずは優れたサイコロ運を身につけなければならないようです。

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